カスタムコントロールのプロパティを独立した設計要素として設定する

カスタムコントロールのプロパティを独立した設計要素として設定します。 プロパティには、データソースを構成するためのオプション、スタイルを適用するためのオプション、検証と可視性の設定を指定するためのオプションなどが含まれます。

次の表は、カスタムコントロールに設定できるプロパティの概要を示しています。 これらのプロパティは、カスタムコントロールをページに挿入する前に設定します。
表 1. プロパティのカテゴリと説明
プロパティのカテゴリ 説明
カスタムコントロール カスタムコントロールを [コントロール] パレットに追加するオプションなど、一般的なプロパティを設定するためのオプションが含まれます。
データ データソースを構成するためのオプションが含まれます。
スタイル カスケーディングスタイルシート (CSS) と関連クラスで独自のカスタムコントロールスタイルを作成するのに役立つオプションが含まれます。 [フォント][背景][余白] タブを使用してカスタムフォーマットプロパティを設定する場合、[プロパティ] ビューの [スタイル] ページの上部に、カスタムフォーマットが追加されたことを通知するメッセージが表示されます。 任意のカスタムフォーマットで新規のスタイルシートを作成できます。
フォント フォントに関連したプロパティ (サイズ、色、スタイルなど) を設定するためのオプションが含まれます。
背景 背景と境界線のプロパティを設定するためのオプションが含まれます。
余白 余白を設定するためのオプションが含まれます。
リソース XPage に追加したスタイルシートとスクリプトライブラリを示します。 また、新規のスタイルシートとスクリプトライブラリを追加するためのオプションも含まれます。 実行時にイベントに基づいて使用するスタイルシートとスクリプトライブラリを計算するための式を作成できます。
ナビゲーション イベントの発生時にナビゲートするページを指定するためのオプションが含まれます。
プロパティ定義 新規のカスタムプロパティを定義するためのオプション、プロパティをツリー表示で編成するためのオプション、検証と可視性の設定を指定するためのオプションが含まれます。
設計定義 Domino Designer の設計モードでカスタムコントロールをどのようにレンダリングするかを指定できます。 開発者は、[プロパティ] タブで提供されるエディタボックスで、独自のカスタム XSP マークアップを使用できます。 例えば、カスタムコントロールのレンダリングを、カスタムコントロールの実際のマークアップと同じようにしたいとします。 この場合は、カスタムコントロールのソースをコピーし、ここに貼り付けて、それを必要に応じて修正するだけで済みます。 入力したテキストは、有効な XSP マークアップでなければなりません。
すべてのプロパティ カスタムコントロールの使用可能なすべてのプロパティの完全なリストが含まれます。これには、[プロパティ] ビューのどこにおいても使用不可のプロパティも含まれます。 プロパティは XML 属性としてリストされます。プロパティの値を右列で設定し、実行時に動的に値を計算するための式を作成できます。
注: [すべてのプロパティ] タブは、XML に精通し、ソースコードで直接作業する上級者を対象としています。