文字列内の特定の単語や語句を、指定する単語や語句に置換します。
Replace( source, find , replacement [, start [, count [, compMethod]]])
source
String、または変更する文字列を含む String 型の配列です。
find
String、または置き換えの対象になる単語や語句を含む String 型の配列です。
replacement
String、または置き換える別の単語や語句を含んだ String 型の配列です。
start
オプション。各文字列の文字の開始位置を示す数値です。
count
オプション。置換の最大回数を示す数値です。
compMethod
オプション。要素が String 型の場合、区切り記号を検索するときに使用する、比較のタイプを指定する Integer 型です。
数値 |
比較のモード |
---|---|
0 |
大文字と小文字および全角と半角を区別します。 |
1 |
大文字と小文字を区別しません。全角と半角を区別します。 |
4 |
大文字と小文字を区別します。全角と半角を区別しません。 |
5 |
大文字と小文字を区別しません。全角と半角を区別しません。 |
compMethod を省略すると、デフォルトの比較モードは、このモジュールの Option Compare ステートメントで設定されたモードになります。モジュールに何もステートメントがなければ、大文字と小文字および全角と半角が区別される比較方法が既定となります。
sourceArray を含む String 型の配列を返します。配列では replaceArray の値が replacementArray の対応する値で置き換えられています。
Replace は sourceArray の文字列から replaceArray の文字列を検索します。一致する値が見つかると、部分文字列は replacementArray の対応する部分文字列に置換されます。前の置換で修正されるたびに replaceArray の各文字列は sourceArray の各文字列に対して調べられます。置換では大文字と小文字が区別されます。
一致する要素がない場合は sourceArray のコピーが返されます。
replacementArray よりも多くの文字列が replaceArray で指定されると、replaceArray の余分な文字列は replacementArray の最後の文字列で置換されます。replacementArray の余分な文字列は無視されます。
以下に例を示します。
sourceArray = ["first second third"]
replaceArray = ["first"]["second"]["1"]["third"]["2"]["3"]
replacementArray = ["1"]["2"]["a"]["3"]["b"]["c"]
戻り値は ["a b c"] です。
最初に Replace は、「first」を「1」で置換します (replacementArray の最初の文字列で replaceArray の最初の文字列が置換されます)。
["1 second third"]
次に Replace は、「second」を「2」で置換します。
["1 2 third"]
さらに、"1" を "a" で置換します (最初の置換で「first」が「1」に置換されたため)。
["a 2 third"]
「third」を「3」で置換します。
["a 2 3"]
「2」を「b」で置換します。
["a b 3"]
最後に、「3」を「c」で置換します。
["a b c"]
sourceArray、replaceArray、または replacementArray が文字列でない場合、あるいは String 型の配列でない場合は、型の不一致ランタイムエラーが発生します。