実行時に、文字列式が製品またはプラットフォームの定数の名前であるかどうかを調べます。
IsDefined ( stringExpr )
stringExpr
任意の文字列式。
IsDefined は、stringExpr が実行時に製品またはプラットフォームの定数の名前であれば TRUE (-1) を返します。それ以外の場合は FALSE (0) を返します。
IsDefined 関数は、実行時に %If 命令と並行して使用します。一般に、条件付きコンパイルの制御に使用するプラットフォーム識別定数または製品の定数の実行時の値を調べるために使用します。
LotusScript には、製品の #define として次の表のプラットフォーム定数が導入されています。そのいずれかを productConst として使用すると、コンパイラは productConst を評価するために製品を呼び出しません。LotusScript 自身が、定数を TRUE または FALSE として評価します。各定数の値は、LotusScript が実行されているプラットフォームに依存します。
定数 |
プラットフォームまたは機能 |
---|---|
WIN16 |
16 ビット API を持つ Windows (Windows 3.1) |
WIN32 |
32 ビット API を持つ Windows (Windows NT または Windows 95) |
WINNT |
Windows NT |
WIN95 |
Windows 95 |
WIN40 |
Windows 95 または Windows NT 4.0 |
WIN98 |
Windows 98 |
WIN2K |
Windows 2000 |
WINDOWS |
任意のタイプの Windows プラットフォーム (上記の WINxx 定数のいずれか) |
HPUX |
HP/UNIX 9.X 以上 |
SOLARIS |
Sun/OS 5.0 以上 |
UNIX |
任意の UNIX タイプ (HP_UX または Solaris) |
LINUX |
Linux |
OS2 |
OS/2、バージョン 2.0 以上 |
MAC |
Macintosh System 7 |
OLE |
OLE-2 を利用できるタイプ |
MAC68K |
Macintosh Motorola 68000 バージョン (68xxx Macintosh または PowerPC® 上で実行) |
MACPPC |
Macintosh PowerPC のバージョン |
定数は、プラットフォームを異なるレベルで定義できます。また、定数同士は相互に排他的ではありません。例えば WinNT では、WIN32_X86、WINNT、WIN32、WINDOWS のどれもがプラットフォームとして返される可能性があります。
製品の定数はホスト製品 (Notes®、1-2-3®、ESB など) によって定義され、その製品に固有です。製品で定義された定数のリストについては、製品のマニュアルを参照してください。