Exit ステートメント (LotusScript 言語)

カレントブロックステートメントの実行を終了します。

構文

Exit blockType

要素

blockType

実行を中断するブロックステートメントの型を指定するキーワードです。次のいずれかのキーワードでなければなりません。

Do、For、ForAll、Function、Sub、Property

使用法

このステートメントが見つかると、実行を中断するブロックステートメントを含むスコープに制御が戻されます。

各型の Exit ステートメントは、閉じたブロックステートメントの内側でのみ有効です。LotusScript® は、対応する型で最も内側のブロックステートメントかプロシージャから制御を戻します。

ただし、最も内側のブロックステートメントに、必ずしもそれと同じ型の Exit ステートメントを記述する必要はありません。例えば、関数定義に For...Next ブロックステートメントがある場合、そのステートメント内に Exit Function ステートメントを記述できます。実行中に Exit Function ステートメントが見つかると、制御はすぐに関数から戻されます。そのため For...Next ブロックステートメントは完全に実行されません。

次の表に、Exit ステートメントの後の制御の移り方を示します。

Exit のブロックタイプ

実行の継続位置

Exit Do

Do ブロックステートメントの最後尾に続く最初のステートメント

Exit For

For ブロックステートメントの最後尾に続く最初のステートメント

Exit ForAll

ForAll ブロックステートメントの最後尾に続く最初のステートメント

Exit Function

呼び出し側のスクリプト内で、プロシージャからの通常の復帰と同じ

Exit Sub

呼び出し側のスクリプト内で、プロシージャからの通常の復帰と同じ

Exit Property

呼び出し側のスクリプト内で、プロシージャからの通常の復帰と同じ

関数やプロパティの変数に何も代入しないで関数や Property Get を終了すると、関数やプロパティは変数の初期化された値を返します。この値は関数やプロパティの戻り値のデータ型に応じて、0、EMPTY、空の文字列 ("") のいずれかになります。

クロスリファレンス

式言語の @Return 関数