Const ステートメント (LotusScript 言語)

定数を定義します。

構文

[ Public | Private ] Const constName = expr [ , constName = expr ]...

要素

Public | Private

オプション。Public は、定数が定義されるモジュールがロードされていれば、そのモジュールの外側でも利用できるように指定します。Private は、定数が定義されたモジュール内でしか利用できないように指定します。

既定では、定数は Private です。

プロシージャ内で定数を宣言するときは、Public や Private を使用できません。

constName

定数の名前です。

expr

式。式の値は定数の値です。

式には、次のいずれかを入れられます。

LotusScript の定数として評価できる関数

Abs

ACos

ASin

ATn

ATn2

Bin

Cos

DataType

Exp

Fix

Fraction

Hex

InStr

InStrB

Int

LCase

左揃え

LeftB

Len

LenB

Log

LTrim

Mid

MidB

Oct

右揃え

RightB

Round

RTrim

Sgn

Sin

Sqr

Str

Tan

TimeNumber

Trim

TypeName

UCase

UChr

Val

使用法

Public キーワードは、クラスのメンバを宣言するときを除いて、アプリケーションオブジェクトのスクリプトに直接記述したり、アプリケーションオブジェクトスクリプトの %Include ファイル内で使用することはできません。Public 宣言は (Globals) で使用してください。

定数は、名前を持ち、値を変更できない変数です。定数はモジュールまたはプロシージャの中で宣言できますが、型やクラスの定義の中では宣言できません。

constName にデータ型を示す接尾辞を追加すると、定数のデータ型を指定できます。また、定数が数値で expr が数値リテラルのときは、expr にデータ型を示す接尾辞を追加してデータ型を指定できます。

constName または expr にデータ型を示す接尾辞を追加しなければ、定数のデータ型は代入される値によって決定されます。

次の例では、上記の規則を示します。

Const ステートメントでの接尾辞の有無や、定数の値に基づいて決められるデータ型に関係なく、スクリプトの中では定数にデータ型の接尾辞を付けても付けなくても構いません。接尾辞を付ける場合は、定数のデータ型と一致していなければなりません。

定数のデータ型は、Deftype ステートメントの影響を受けません。