@Word (式言語)

文字列から指定された単語を返します。「単語」とは、文字列の一部で、分離記号として指定された文字で区切られたものです。例えば、空白 (" ") を分離記号として指定した場合、単語とは先頭と末尾に空白 (または文字列の始まりと終わりを示す引用符) が付く一連の文字になります。

@Word( string ; separator ; number )

構文

string

文字列または文字列リスト。検索対象の文字列を指定します。

separator

文字列。string 内で単語を区切るために使用する文字を指定します。

number

数値。string からどの単語を取り出すかを位置で指定します。正数は、先頭からのその単語の位置を示し、最初の単語が 1 になります。負数は、末尾からのその単語の位置を示し、最後の単語が -1 になります。

戻り値

word

文字列または文字列リスト。string 内の number で指定した位置にある単語が返されます。例えば、number が 3 の場合、string 内の 3 つ目の単語が返されます。文字列リストを指定した場合は、各リスト内の指定した位置にある単語がリスト形式で返されます。0 が 1 に相当する場合を除き、number が範囲外であれば、空の文字列が返されます。

  1. 次の例では、「Collins,」が返されます。
    @Word("Larson, Collins, and Jensen"; " " ; 2)
  2. 次の例では、「Collins,:Marketing,」が返されます。
    @Word("Larson, Collins, and Jensen":"Sales, Marketing, and Administration";" ";2)
  3. 次の例では、「M.」が返されます。ここでは、分離記号としてカンマが指定されています。文字列に 3 つの単語、Larson、James、M が含まれています。
    @Word("Larson,James,M.";",";3) 
  4. 次の例では、現在のユーザー ID に関連付けられている名前が「James Larson」のとき、「Larson」が返されます。現在のユーザー ID に関連付けられている名前が「James M. Larson」のときは、「M.」が返されます。
    @Word(@Username;" ";2)
  5. 次の例では、現在のユーザー ID に関連付けられている名前が「James Larson」のとき、「Larson」が返されます。現在のユーザー ID に関連付けられている名前が「James M. Larson」のときも、「Larson」が返されます。
    @Word(@Username;" ";-1)

クロスリファレンス

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