データベースレプリカにあるべき文書が完全にそろっていない

次の説明がどれもあれはまらないときは、Notes クライアントの [ファイル] - [複製] - [履歴] ダイアログボックスを使用して、複製履歴を消去します。

レプリカのサイズが異なる

あるレプリカに加えられた変更内容がまだ複製されていないときは、複製されるまでの間レプリカの内容が異なる場合があります。

複製元サーバーのアクセス権が不十分

複製先レプリカの ACL にある複製元サーバーのアクセス権によって、複製先レプリカが複製元サーバーから受信できる情報が決まります。複製先レプリカの ACL で、必要に応じて複製元サーバーにより高いアクセス権を与えます。サーバーのログ (LOG.NSF) に次のようなメッセージがあるときは、サーバーのアクセス権が不十分だということを表しています。

Access control is set to not allow replication

アクセスリストに複製先サーバーを追加していない

アクセスリストを使用すると、文書へのアクセスを ACL 内のユーザーかサーバーのサブセットだけに限定できます。このようなアクセスリストがあるときは、複製先サーバーを複製元サーバーのレプリカのアクセスリストに追加します。アクセスリストがロールを使用してアクセスを定義しているときは、複製先サーバーを複製元サーバーのレプリカのロールに追加します。

中間サーバーに十分なアクセス権がない

複製元サーバーと複製先サーバーとの間で、中間サーバーを通して複製する場合があります。この場合は、中間サーバーが変更内容をすべて複製できるよう複製元サーバーと複製先サーバーのレプリカの ACL で中間サーバーに十分なアクセス権を与えるようにします。

複製の設定が文書を選別している

何らかの複製の設定がフィルタのように動作して、文書や機能を選別しています。複製の設定を調べます。

サーバーのディスク容量が不足している

データベースが R4 形式のデータベースである場合は、データベースの最大容量を超えているかどうかを調べます。Domino® システム管理者にディスク容量に関する問題を解決するように相談してください。必要に応じて、レプリカを別のサーバーに移動するか、サーバー上のデータベースを削除します。

古い文書が新しいレプリカに複製されなかった

複製の設定のオプション [保存または編集された受信文書のみ複製] に指定された日付を変更します。その日付を表示するには、[ファイル] - [複製] - [設定] を選択し、Notes クライアントの [その他] タブをクリックします。新しいレプリカを作成し、日数を指定し直します。