XML の生成にビューを使用する

このタスクについて

ビューを使用すると、XML で表現されている文書を制御でき、イントラネットまたは World Wide Web で配布するために情報をトラッキングして XML に変換できます。このセクションで説明しているビューは、Web サイト http://www.lotus.com/xml の ROI Books アプリケーションにあります。

XML タグをビューにマッピングする

手順

ビューを使用して XML を生成するには、XML タグを使用する DTD からビューの列にマッピングする必要があります。ビューを作成して XML タグをマッピングしたら、ビューをページに埋め込みます。ページに埋め込まれたビューでは、Web 上では Notes® クライアントアプリケーションのビューと同じ機能が確保され、ビューの表示サイズや外観を調整できます。XML を表示するビューでは、ページに XML 宣言とルート要素が含まれます。

このタスクについて

ROI Books アプリケーションでは、列式を使用して文書の中の各要素とフィールドを XML ビュー の列に割り当てます。最初の子要素の列式は親要素を開くタグを含んでいます。最後の子要素の列式は親要素を閉じるタグを含んでいます。例えば、最初の列の列式は次のようになります。

"<BOOK><BOOKTITLE>"+bookTitle+"</BOOKTITLE>"

親要素は <BOOK> で、子要素は <BOOKTITLE> で、bookTitle は <BOOKTITLE> タグの内容を含むフィールドの名前です。このビューには <BOOK> に含まれる他の子要素がいくつかあるため、<BOOK> 要素は最後の子要素が追加されるまで閉じられません。ROI Books アプリケーションでは、最後の子要素がビューの最後の列に割り当てられます。最後の列の式は次のようになります。

"<BOOKPUBLISHDATE>"+bookDatePublished+"</BOOKPUBLISHDATE></BOOK>"

XML ビュー は XML 宣言とルート要素の <BOOKCATALOG> を含むページに埋め込まれています。

Image of XML view

XML をビューにマップするには

手順

  1. ビューを作成して開きます。
  2. [編集] - [プロパティ] を選択して、[ビューのプロパティ] インフォボックスを開きます。
  3. [詳細] タブをクリックします。
  4. [Web アクセス] で [ビューの内容を HTML として扱う] を選択します。このプロパティを選択しない場合は、Domino によってビューの内容を表示する HTML が生成されます。さらに、このプロパティを選択しないと、ページに埋め込まれたビューの内容は表示されません。
  5. [オブジェクト] タブで [ビューの選択] をクリックして、ビューに含める文書を定義する選択式を追加します。例えば、オンライン書店のアプリケーションには、承認済みの注文を表示するビューが組み込まれます。このビューの選択式は次のようになります。
    SELECT status="Approved"
  6. [オブジェクト] タブの [フォーム式] をクリックして、テンプレートのフォームを選択する式を入力します。
  7. 列をビューに追加します。
  8. ビューの最初の列をクリックします。
  9. 次の構文を使用してスクリプトエリアに列式を入力します。"<PARENT><CHILD>"+fieldname+"<¥CHILD>" いずれかの列に複数の要素がある場合、次のように、最初の列式の終わりにセミコロン (;) を追加し、その次の要素に対して列式を追加します。"<PARENT><CHILD>"+fieldname+"<¥CHILD>"; "<CHILD>"+fieldname+"<¥CHILD>"; "<CHILD>"+fieldname+"<¥CHILD>"

タスクの結果

ヒント: フィールドに要素の属性を設定するには、次の構文を使用します。"<CHILD attributeName=¥""+fieldname+"¥">"+fieldname2+"</CHILD>
  1. 2 番目の列をクリックして、次の構文を使用してスクリプトエリアに列式を入力します。"<CHILD>"+fieldname+"<¥CHILD>"
  2. 最後の要素を除く各 XML 要素について手順 10 を繰り返します。
  3. 最後の子要素では、次の構文を使用します。"<LASTCHILD>"+fieldname+"<¥LASTCHILD></PARENT>"

ビューをページに埋め込む

手順

  1. ページを開くか作成します。
  2. [設計] - [ページのプロパティ] を選択します。
  3. [ページ情報] タブをクリックします。
  4. [Web アクセス] で [文書の内容を HTML として扱う] を選択し、[ページのプロパティ] インフォボックスを閉じます。
  5. 埋め込みビューを表示する位置の前に XML 宣言を入力します。
  6. 埋め込みビューを表示する位置にカーソルを合わせます。
  7. [作成] - [埋め込み設計要素] - [ビュー] を選択します。
  8. オプション: 常に同じビューを表示するとは限らない場合は、[式によるビューの選択] をクリックします。[OK] をクリックしてダイアログボックスを閉じてから、該当するビューを表示するための式を、プログラムペインに記述します。
  9. オプション: 埋め込み要素の配列やスタイルを変更する場合、または特定の条件下で埋め込み要素を非表示にする場合には、埋め込みビューをクリックしてから、[設計要素] - [ビューのプロパティ] を選択します。
  10. ビューの下にルート終了タグを入力します。

タスクの結果

埋め込みビューを削除するには、ワークペインで埋め込みビューをクリックして [編集] - [消去] を選択します。