LEI (IBM® Lotus Enterprise Integrator®) または DECS (Domino® 基幹連携サービス) を使用して DB2® データベースとの間でデータを変換するとき、次のことを知っておくと便利です。
- DB2 データ型には 15 桁以上をサポートするものもありますが (例えば、DB2 の BIGINT は 19 桁をサポートします)、Notes® では 16 桁以上の桁は切り捨てられるか、丸められます。Notes が変換のターゲットまたはソースであるとき、もっとも適切な結果を得るためには、桁数を 15 桁以下にしてください。
- LotusScript® を使用している場合は、DB2 BIGINT の保存先として定義された LCFields は LCTYPE_NUMERIC である必要があります。
- DB2 ソースから Notes のメタデータを作成するとき、DB2 のすべての数値型は Notes の Number 型になり、DB2 のすべての日付または時刻型は Notes の DateTime 型になり、DB2 のその他のすべてのデータ型は Notes の Text 型になります。
- Notes のソースから DB2 のメタデータを作成するとき、Notes の Number 型は DB2 の DOUBLE 型になり、Notes の DateTime 型は DB2 の TIMESTAMP 型になり、他のすべての Notes のデータ型は DB2 の CLOB 型になります。
- DB2 Universal Database™ は、GRAPHIC データ型を使用して、テーブルの中に列固有のコードページを入れます。Lotus® Connector for DB2 は、1 つのコードページへのデータ変換のみをサポートします。UNIX プラットフォームではこれはオペレーティングシステムのコードページです。Win32 では、これは環境変数 DB2CODEPAGE によって指定されたコードページ、またはこの変数が設定されていない場合はオペレーティングシステムのコードページです。Connector for DB2 は DB2 の GRAPHIC データ型のような 1 つのテーブルでの複数のコードページの変換をサポートしません。この考慮事項は、特に日本語、中国語 (繁体字)、および UNICODE コードページを使用するときに重要です。詳しくは、DB2 のユーザーマニュアルの中の各国語サポート (NLS) に関する資料を参照してください。