@Sign (式言語)

数値が正数、負数、0 のどれであるかを調べます。

構文

@Sign( signedNumber )

パラメータ

signedNumber

数値または数値リスト。符号を調べる数値を指定します。

戻り値

sign

数値または数値リスト。次の値のいずれかが返されます。

使用法

パラメータがリストである場合、この関数はリストの各要素ごとに処理され、戻り値は同じ数の要素を持つリストになります。

  1. 次の式では、[earnings] フィールドが [expenses] フィールドより大きいときは、[result] フィールドに「Profit!」を設定します。[expenses] フィールドが [earnings] フィールドより大きいときは、[result] フィールドに「Loss!」を設定します。2 つのフィールドが等しいときは、[result] フィールドに「Break even」を設定します。
    field result:=result;
    difference:=earnings - expenses;
    r:=@If( ( @Sign( difference ) = 1); "Profit!"; ( @Sign( difference ) = -1 ); "Loss!"; "Break even" ); @SetField( "result"; r )
  2. 次の式を使用すると、正の数値で割り算を行うことができます。除数が負の場合は -1 が返され、0 の場合は 0 が返されます。number1 と number2 がリストの場合は、結果もリストになります。
    @If(@Sign(number2) = 1; number1 / number2; @Sign(number2) = -1; -1; 0)

クロスリファレンス

LotusScript® 言語の Sgn 関数