サイズ変更やアプレットパラメータの編集といった Notes® 文書、フォーム、ページの処理により、アプレットは、その文書、フォーム、またはページを開いたときの状態に再初期化されます。アプレットの再初期化時に、入力したデータや現在の状態が失われます。アプレットのデータを保存する方法は 2 つあります。
アプレットには、再初期化前のもとの状態に復元するときに必要な情報のみが格納されます。効率を最大限生かすにはアプレットを外部化するとよいでしょう。
アプレットには、変数とその現在値、クラス、ヘッダー情報などのすべてが格納されます。
外部化および直列化の両方にアプレットを設定できますが、Notes で両方をサポートすることはできません。エラーメッセージは表示されませんが、1 つのアプレットでは両方のパラメータを処理できません。
Java アプレット自体に、Java Externalize インターフェースをサポートするメソッドを書き込む必要があります。アプレットにこのメソッドがなくても、アプレットは実行できます。しかし、パラメータを設定しておいてもデータの保存ができなくなります。
データの保存を要する場合は、次の点に注意が必要です。
文書にアプレットを呼び出してからデータを保存する場合は、アプレットを書き出すとデータファイルがコピーされます。フォームにアプレットを呼び出してからデータを保存する場合は、そのフォームで作成した文書からアプレットを書き出してもデータファイルはコピーされません。
外部化したデータを Notes で保存して再使用することができます。その際、以下の 3 つのパラメータを使用することができます。
再初期化の直後に、このパラメータをアプレットで使用すると、前回保存しておいたデータがロードできます。
再初期化後のどの時点でも、このパラメータをアプレットで使用すると、前回保存しておいたデータがロードできます。
Notes でイベントを保存した後にこのパラメータをアプレットで使用すると、現在のデータを保存します。データは、添付ファイルつきの外部オブジェクトとして、それを参照する文書に保存されます。この添付ファイルは非表示になるため、ユーザーには表示されません。
通常、ReadExternalData と ExternalData の両方を使用する必要はありません。いつアプレットにデータをロードするかを考慮して、いずれかを使用します。
一般的に、パラメータに割り当てる値は同じです。
直列化したデータを Notes で保存して再使用することができます。その際、以下の 2 つのパラメータを使用することができます。
パラメータは次のようになります。
<PARAM NAME="object" VALUE="mydata">
<PARAM NAME="writeobject" VALUE="mydata">