XML の処理

Domino Designer には製品に XML4J パーサーと LotusXSL プロセッサが同梱されています。このため、ユーザーは個別にダウンロードしなくても XML データを解析し、変換できます。次の Java バックグラウンドクラスのプロパティやメソッドを使用して、XML 表現したオブジェクトにアクセスでき、XML データを解析、変換でき、文書を XML で表現できます。

クラス

プロパティ

メソッド

文書

なし

generateXML

EmbeddedObject

InputSourceInputStreamReader

parseXMLtransformXML

アイテム

InputSourceInputStreamReader

parseXMLtransformXML

MIMEEntity

InputSourceInputStreamReader

parseXMLtransformXML

RichTextItem

InputSourceInputStreamReader

parseXMLtransformXML

また、XSLTResultTarget クラスは、LotusXSL プロセッサを使用して行われた変換の結果を格納する com.lotus.xsl パッケージのラッパークラスです。このクラスのインスタンスは、XSLT Result ツリーのコンテナとなります。

スタンドアロンのアプリケーションでは、lotus.domino クラスの classpath に NCSO.jar または Notes.jar ファイルを含める必要があります。さらに XML パーサーを使用するには、使用する環境の classpath に XML4j.jar ファイルを含め、XSL プロセッサを使用するには、classpath に LotusXSL.jar ファイルを含める必要があります。

注: transformXML メソッドのみを使用する場合でも、環境の classpath に XML4j.jar を含めなければなりません。

ブラウザで実行されるアプレットでは、XML パーサーを使用するにはアプレット自体に XML4j.jar と XML4j.cab ファイルの両方あるいはいずれかを含める必要があります。LotusXSL プロセッサを使用するには、アプレット自体に LotusXSL.jar と LotusXSL.cab ファイルの両方あるいはいずれかを含めるだけでなく、XML4j.jar と XML4j.cab ファイルの両方あるいはいずれかを含める必要があります。

XML4J パーサーと LotusXSL プロセッサの詳細については、AlphaWorks の Web サイト (http://www.alphaworks.ibm.com) を参照してください。