parseXML (EmbeddedObject - Java)

添付ファイルの内容を解析し、XML の DOM ツリーを生成します。

注: このメソッドは Release 5.0.3 で新しく追加されました。

定義位置

EmbeddedObjectItemMIMEEntity

構文

public org.w3c.dom.Document parseXML(boolean validate)
    throws NotesException, java.io.IOException, org.xml.sax.SAXException

パラメータ

boolean validate

妥当性を検査する DOMParser を使用する場合は true、妥当性を検査しない DOMParser を使用する場合は false を指定します。

戻り値

org.w3c.dom.Document

DOM ツリーオブジェクトを返します。

使用法

スタンドアロンのアプリケーションでは、lotus.domino クラスの classpath に NCSO.jar または Notes.jar ファイルを含める必要があります。さらに XML パーサーを使用するには、使用する環境の classpath に XML4j.jar ファイルを含め、XSL プロセッサを使用するには、classpath に LotusXSL.jar ファイルを含める必要があります。

注: transformXML メソッドのみを使用する場合でも、環境の classpath に XML4j.jar を含めなければなりません。

ブラウザで実行されるアプレットでは、XML パーサーを使用するにはアプレット自体に XML4j.jar と XML4j.cab ファイルの両方あるいはいずれかを含める必要があります。XSL プロセッサを使用するには、アプレット自体に LotusXSL.jar と LotusXSL.cab ファイルの両方あるいはいずれかを含めるだけでなく、XML4j.jar と XML4j.cab ファイルの両方あるいはいずれかを含める必要があります。

変換の途中に生じたエラーは System.err に送られます。

XML ストリームに相対 URL または部分 URL が含まれる場合、parseXML メソッドまたは transformXML メソッドは、この部分 URL を InputStream の元となるデータベース内のページとして解釈します。例えば、parseXML または transformXML メソッドは、<!DOCTYPE software-release-note SYSTEM "readme.dtd"> という XML ストリームを検出すると、ソースストリームの元のデータベースから「readme.dtd」という名前のページを検索します。

EmbeddedObject.parseXML は一時ファイルを作成します。このファイルは、EmbeddedObject が再利用されるときに削除されます。

注: このメソッドは、Release 7.0 で、URL に位置する DTD を処理するように機能強化されました。しかし、URL を使用する場合、サーバー上の負荷が重すぎると、DOMParser.Process() は断続的に失敗してエラー #4602「DOM parser operation failed」を出し、タイムアウトになります。この場合、呼び出しアプリケーションは再試行する必要があります。