DAV の管理

DAV を作成した後、Domino® Designer を使用して dav 定義を編集したり、DB2® または Notes® を使用してその中のデータを操作したりすることができます。

Designer での処理

既存の DAV を処理する場合、このデータベースのアプリケーションナビゲータで [データ] - [DB2 Access ビュー] をクリックします。このデータベースのために作成されたすべての DAV のリストが表示されます。編集する DAV を選択し、ダブルクリックします。このワークペインから、次の操作を行うことができます。

DB2 での処理

NSF ファイル名がわかっている場合 (例えば、test.nsf)、次のように照会を実行することによってスキーマ名を見つけることができます。

	SELECT SCHEMA FROM DOMINO.SCHEMAS WHERE filepath='test.nsf'

ここで「DOMINO」はマスター Domino スキーマ (インストール時に定義されたものです。この名前が見つからない場合は、管理者にお問い合わせください) で、ファイルパスは Domino データディレクトリを起点とするファイルの相対名です。ファイルパス名は小文字でなければなりません。

注: この照会を実行できない場合、管理者に DB2 内のテーブルへの読み取りアクセス権を設定してもらう必要があります。

作成する DAV はすべて、この NSF スキーマの中に置かれます。したがって、上の例で「mydav」という名前の DAV を作成した場合、それにアクセスするためには SQL で次のように入力します。

	SELECT * from test.mydav

DB2 は読み取りアクセス用に最適化されています ( SQL SELECTS)。SELECTS 操作を実行するためには、所有者である Domino サーバーが使用可能になっている必要がありますが、大部分の処理 (読者リストの処理を含む) は DB2 によって (DB2 プロセススペースの中で) 実行されます。

INSERTS、UPDATES、DELETES の各操作は直接 DB2 によっては実行されません。これらの操作は要求として Domino サーバーへ送信され、Domino によって処理されます。これは Domino でこれらのイベントが正しく同期されるようにするために必要です (例えば、競合文書の処理)。このため、DB2 での SQL 操作はオートコミット方式で処理されます。Notes データを管理するための SQL アプリケーションを作成するときに、挿入、更新、削除の影響について考慮しておくべき重要なこととして、複数の行に影響を及ぼす SQL ステートメント (例えば、部門 80 のすべてのメンバーを部門 99 に更新する) は各行を個別に更新することが挙げられます。

この制限は SELECT ステートメントには適用されません。