item (Domino DTD)

文書 (note) のアイテムを表します。アイテムには文書 (note) の内容が保存されます。すべての Domino 文書 (note) には、note クラスによって決まるアイテムのセットが含まれます。例えば、アイテムの値は文書 (note) ごとに違いますが、すべてのフォーム文書 (note) には同じアイテムのセットが含まれます。同じように、ビュー文書 (note) にも同じアイテムのセットが含まれます。ただし、文書 (document) の場合は、その作成に使用したフォームによって、異なるアイテムが含まれます。アイテムの例には、$Revisions アイテムがあります。このアイテムには、文書 (note) を改訂した日時を記録するタイムスタンプのリストが含まれます。これは、文書 (note) のクラスの種類に関係なく、大部分の文書 (note) に共通するアイテムです。アイテムにはそれぞれ名前、種類、1 個以上のフラグ、長さ、値があります。

包含階層

包含元: %note.epilog;

包含要素: %simple.types;%item.complex.types;

構文

<!ELEMENT item ( %simple.types; , %item.complex.types; )>

[コンテンツ]

%simple.types; , %item.complex.types;

%simple.types; エンティティの内容のいずれか、続いて %item.complex.types; エンティティの内容のいずれかの順に含まれます。

属性

<!ATTLIST item

name

%string;

#REQUIRED

sign

%boolean;

"false"

seal

%boolean;

"false"

sealed

%boolean;

"false"

summary

%boolean;

#IMPLIED

authors

%boolean;

"false"

names

%boolean;

"false"

readers

%boolean;

"false"

placeholder

%boolean;

"false"

protected

%boolean;

#IMPLIED

unchanged

%boolean;

#IMPLIED

>

authors

論理値です。true の場合、アイテムは Authors アイテムです。Authors アイテムは、フォーム上の [Authors] フィールドを表します。このフィールドには、アクセス制御リストでデータベースへの [作成者] アクセス権しか与えられていなくても、他のユーザーが作成した文書を編集できるユーザーのリストが含まれます。デフォルトは false です。

name

アイテムの名前です。

names

論理値です。true の場合、このアイテムは Names アイテムです。Names アイテムは、[Names] フィールドを表します。このフィールドには、ユーザー名のリストが含まれます。デフォルトは false です。

placeholder

論理値です。true の場合、このアイテムはフォーム文書のプレースホルダーです。デフォルトは false です。

protected

論理値です。true の場合、既存文書内のフィールドが [作成者] アクセス権を持つユーザーによって編集されないように保護します。

readers

論理値です。true の場合、このアイテムは Readers アイテムです。Readers アイテムは、フォーム上の [Readers] フィールドを表します。このフィールドには、文書を読むことができるユーザーのリストが含まれます。それ以外のユーザーはその文書を読むことはできません。デフォルトは false です。

seal

論理値です。true の場合、フィールドの内容は暗号化されています。暗号キーを持つ読者だけが暗号化フィールドにアクセスできます。デフォルトは false です。

sealed

論理値です。true の場合、アイテムには Notes によって暗号化されたデータが含まれます。暗号キーを持つ読者だけが暗号化フィールドにアクセスできます。デフォルトは false です。

sign

論理値です。true の場合、フィールドは、文書がユーザー間を移動するときに改ざんされることを防ぐために電子署名されてます。デフォルトは false です。

summary

論理値です。true の場合、このアイテムは要約アイテムです。アイテムは、それがデータ文書でない場合またはデータ文書を管理するために追加されただけである場合、要約アイテムとして分類されます。データ文書内のアイテムは、文書作成に使用するフォームで指定されたユーザーフィールドと同じように、それが Compound Document (CD) アイテムから構成されたのではない場合は、要約アイテムと見なすことができます。Compound Document アイテムとは、リッチテキストと添付ファイルを保持し、サイズが 60 キロバイト以下であるようなアイテムです。要約アイテムの値は、常に文書ヘッダーとアイテム説明に保存されますが、非要約アイテムの値は、データベースのそれ以外の場所に保存される場合があります。%simple.types; entity: text、number、datetime の各オプションに対するこの属性のデフォルトは true です。ほかのオプションではデフォルトはありません。

unchanged

論理値です。true の場合、このアイテムのメモリ内バージョンはディスク上バージョンと同一です。この属性の値は、アイテムのエクスポート時のみ有効です。インポート時には適用されません。