各国キャラクタセット変換

テキストデータの扱いは、コンピュータシステムによって異なります。システムは、国によって異なるキャラクタセットを持っています。そのため、ある国から別の国にテキストデータを送信するときには、期待通りの結果にならない場合があります。同様に、キャラクタセットの処理は、データベース製品によっても異なります。

LEI (IBM® Lotus Enterprise Integrator®) および DECS (Domino® 基幹連携サービス) は、200 を超える異なるキャラクタセットのマッピングをサポートします。この中には、アメリカ英語、アジア、極東、東西ヨーロッパの言語のほかに、LMBCS や Unicode などの複数言語キャラクタセットも含まれます。LEI は、あるキャラクタセットから別のキャラクタセットへの文字変換サポートを提供します。

LEI および DECS 内のすべてのテキストデータは、元のキャラクタセットへの参照を保持します。この参照は、データがデータベースから取り出されるときに Connector によって自動的に決定されます。データが異なるキャラクタセットでデータベースに挿入される場合、LEI および DECS は、格納の直前にそのテキストデータを自動的に変換します。この処理では、不要な変換をすべて排除することにより、最大のパフォーマンスが保たれます。

パフォーマンスは 3 段階の変換サポートによって、さらに向上します。変換サポートの選択項目について次に説明します。

この設定とは関係なく、Unicode テキストは必ず変換されます。

注: LEI では、各 LEI サーバーにテキスト変換を設定して、サーバーごとに異なるレベルのサポートを提供できます。変換サポートのレベルは、LEI サーバーのインストール時に設定されます。この設定内容は、LEI Administrator のサーバー設定文書でも表示および編集できます。DECS では、notes.ini ファイルでテキスト変換を設定します。この章の「LEI または DECS でキャラクタセットをネイティブとして強制使用する」を参照してください。