@InheritedDocumentUniqueID (式言語)

現在の文書の親文書の一意の文書 ID を返します。一意の ID (UNID) の説明については、@DocumentUniqueID を参照してください。

構文

@InheritedDocumentUniqueID

使用法

この関数は、フィールド値を選択文書から引き継ぐフォームを使用して作成されている文書に対して有効です。この関数は Notes クライアントでのみ機能します。

フィールド値を継承していない文書では、@InheritedDocumentUniqueID は @DocumentUniqueID と同じ値を返します。

  1. 返答文書では、選択したメイントピック文書への文書リンクが次のフィールド式によって作成されます。返答文書は、選択されているメイントピック文書から値を引き継ぐフォームを使用して作成する必要があります。
    @InheritedDocumentUniqueID

    次にこの返答文書にアクセスしたとき、このフィールドにはまだ親文書への文書リンクが含まれたままになっています。

  2. 次の例を返答フォームの [作成時の計算結果] フィールドのデフォルト値として使用すると、親文書の [userName] フィールドの内容が表示されます。このフォームの場合は、[フォーム] インフォボックスの [デフォルト] タブで [式で選択文書からの値を引き継ぐ] プロパティが選択されている必要があります。
    @GetDocField(@InheritedDocumentUniqueID;"userName")
  3. 次の例を返答フォームのホットスポットボタンに追加すると、親文書の [userName] フィールドの内容がメッセージボックスに表示されます。このボタンは、返答文書が保存済みの場合にのみ機能します。[ボタン] インフォボックスの [段落非表示] タブで、[式により段落を非表示] プロパティを選択します。@IsNewDoc を式として追加します。
    id := @Text($REF);
    @Prompt([OK];"Parent field value";@GetDocField(id;"userName"))

クロスリファレンス

LotusScript® NotesDocument クラスの ParentDocumentUNID プロパティ

Java™ Document クラスの ParentDocumentUNID プロパティ