@GetFocusTable (式言語)

フォーカスのある表の名前、現在の行、または現在の列を返します。

注: この @ 関数は、Release 6 で新しく追加されました。

構文

@GetFocusTable ( [ tableInfoRequest ] )

パラメータ

[ tableInfoRequest ]

キーワード。返される表情報です。次のいずれかです。

[CELLROW]

「1」から始まる現在の行番号が返されます。表にフォーカスがないときは「0」が返されます。

[CELLCOLUMN]

「1」から始まる現在の列番号が返されます。表にフォーカスがないときは「0」が返されます。

[TABLENAME]

表の名前 ([表のプロパティ] インフォボックスの [表のプログラミング] タブの下の [名前/ID]) が返されます。表にフォーカスがないとき、または名前がないときは Null 文字列が返されます。

戻り値

tableInfo

文字列。要求した情報です。

使用法

この @関数は、フォームの OnHelp イベントで機能します。次の場合にメニューバーから [ヘルプ] - [コンテキストヘルプ] を選択するか、[F1] を押すと、この関数が起動されます。

タブで区切られた表のタブにフォーカスがあるとき、[CELLCOLUMN] を指定すると常にゼロが返されます。

Web アプリケーションでは、この @関数は使用できません。

次の onHelp イベントは、現在フォーカスがある表の名前、行、列を返します。
row := @GetFocusTable([CELLROW]);
@If(row = "0"; @Prompt([OK]; "*No table*"; "Not in a table");
@Do(
column := @GetFocusTable([CELLCOLUMN]);
name0 := @GetFocusTable([TABLENAME]);
name := @If(name0 = ""; "No name"; name0);
@Prompt([OK]; "*" + name + "*";
"Row " + row + ", column " + column)))