LEI または DECS でキャラクタセットをネイティブとして強制使用する

LEI (IBM® Lotus Enterprise Integrator®) および DECS (Domino 基幹連携サービス) では、起動時にローカルマシンでネイティブキャラクタセットが決定されます。この設定は、ネイティブキャラクタセットが必要な場合に常に使用されます。LEI および DECS では、notes.ini ファイル内の EINativeText 変数に LEI テキストストリーム形式の接尾辞を設定することにより、別のキャラクタセットをネイティブとして強制的に使用できます。

LCSTREAMFMT_IBMCP932 は、コードページ 932 を示します。LEI でこのキャラクタセットをネイティブとして強制的に使用するには、notes.ini ファイルに次の行を追加します。

EINativeText=IBMCP932
注: この変数は、i の Lotus® Connector for DB2® では廃止されています。リリース 8.0.2 以降の LEI と DECS では、常に Unicode を i のネイティブキャラクタセットとして使用します。

注: サポートされているキャラクタセットのテーブルは、この付録の後の方に記載されています。notes.ini では、このテーブルに記載された IBMname の部分のストリーム形式定数名から先頭の LCSTREAMFMT を削除したものを使用して、ネイティブテキストのキャラクタセットを指定できます。

このキャラクタセットは、すべての場合にネイティブの形式と見なされます。

NativeText 変数は、キャラクタセット変換を任意に設定して使用できます。キャラクタセット変換を無効に設定すると、すべての Connector の相互作用でこのキャラクタセットが使用されます。例えば、CP932 マシンを使用し、NativeText 変数に IBMCP932 を設定して CP819 のデータにアクセスすると、変換は発生せず、キャラクタセットは CP932 であると見なされます。別のキャラクタセットに変換される場合も、そのキャラクタセットが CP932 であるかのように変換が行われます。

LMBCS のみモードでは、次の 3 つのキャラクタセット変換だけが有効になります。

このオプションの動作は、マシンのネイティブテキストによって異なります。例えば、CP819 をネイティブテキストに強制している場合は、ネイティブテキストとの変換マッピングは CP819 との間で行われます。上記の例には Unicode と LMBCS が含まれていますが、これ以外はすべて CP819 と見なされることになります。

この機能はタイのシステムでは重要です。タイのシステムでは通常、ネイティブキャラクタセットを正しく検索できないためです。タイキャラクタセット IBMCP874 をネイティブに設定し、変換レベルを LMBCS のみまたは無効に設定することにより、LEI (または DECS) が対話するすべてのデータベース (LMBCS のみの変換が選択されている場合、Notes は除きます) が CP874 と見なされるようにできます。