FIELD (式言語)

文書内に保存されるフィールドに値を割り当てるときに必要な予約語です (一時変数では FIELD は不要です)。FIELD は、既存のフィールドの内容を変更するときや、フィールドを新規作成するときに使用します。

@関数の中では FIELD 予約語は使用できません。代わりに @SetField を使用します。

構文

FIELD fieldName := value ;

注意:
FIELD を使用して既存の文書にフィールドを新規作成するときは、既にあるフィールド名と重複しないようにしてください。

結果を評価しないアクション式 (例えば、ボタン式) では、「式の中に主要なまたは選択した式がありません」というエラーメッセージが返される場合があります。その場合は、空の文字列 ("") などの値を指定するか、この式の最後に次のような式を指定します。

SELECT @All

使用法

この予約語は、エージェント式、ボタン式、ホットスポット式、アクション式で使用すると最も効果的です。列式、選択式、非表示切り替え式、ウィンドウタイトル式、フォーム式では使用できません。

  1. フォームに [Company] というフィールドがあるものとします。ユーザーがこのフォームを使用して文書を作成するとき、このフィールドに会社名を入力します。次のようなフィルタを記述して、[Company] フィールドの内容に「Inc.」を追加します。
    FIELD Company := Company + ", Inc."; 
  2. 前の例の代わりに、フォームに [CompanyName] というフィールドを新規作成します。そのフィールドに次の式を割り当てて、会社名に「Inc.」を付加したものが表示されるようにすることもできます。
    FIELD CompanyName := Company + ", Inc."; 
  3. [CompanyName] フィールドを既存の文書から削除するには、次の式を使用します。
    FIELD CompanyName := @DeleteField;
  4. フィールドの値を設定して @関数内で使用するには:
    FIELD fullname := @If(fullname = "";firstname + " " + lastname;fullname)

クロスリファレンス

LotusScript® NotesDocument クラスの ReplaceItemValue メソッド

Java™ Document クラスの replaceItemValue メソッド