LEI のコネクション文書のフィールド - 7

LEI (IBM® Lotus Enterprise Integrator®) コネクション文書の各フィールドについて、以降の表で説明します。

Connectivity

接続オプションについて、次の表で説明します。

OLE DB connection document connectivity options bmp

フィールド

説明

名前

このコネクションを識別する一意の名前を指定します。最大長は 255 文字です。

プロバイダ

プログラムの ID を指定します。SQL Server 2000 と 2005 を選択できます。

Data Source

[Provider] フィールドに指定された値に基づいて、SQL Server データベースが稼働しているサーバーのネットワーク名を指定します。詳しくは、「Lotus® Connector for OLE DB の運用に関する考慮事項」のセクションを参照してください。

Catalog

接続する SQL Server データベースの名前を指定します。詳しくは、「Lotus Connector for OLE DB の運用に関する考慮事項」のセクションを参照してください。

Provider String

必要なプロバイダ文字列の値を指定します。SQLOLEDB は、プロバイダ文字列のプロパティ値によって ODBC に似た構文を認識します。文字列の各要素をセミコロンで区切ります。文字列の最後の要素の後にもセミコロンが必要です。各要素は、次のように、キーワード、等号、初期設定値で構成されます。

Server=Gumby;UID=george;

network は、SQL Server との通信に使用される Net-Library (DLL) の名前に設定しなければならない場合があります。名前には、パスまたは .dll というファイル名拡張子を含めることはできません。例えば、TCP/IP ネットワークライブラリを使用するには、次のように入力します。

Network=DBMSSOCN;

または、デフォルトの Net-Library を SQL Server の Client Network Utility で設定することもできます。

Authentication Service

このプロパティを「SSPI」に設定すると、SQLOLEDB は Microsoft Windows の認証モードを使用して、SQL Server データベースへのユーザーアクセスを許可します。

このプロパティを設定しないと、SQL Server のセキュリティが使用されます。SQL Server へのログインとパスワードは、ユーザー名とパスワードのプロパティで指定します。

Access Privileges

データベースへのユーザーアクセスを指定します。次のオプションを選択できます。

  • [Read Only]
  • [Read/Write]
  • [Exclusive Read]
  • [Only Exclusive Read/Write]

User Name

SQL Server へのログインに必要なユーザー名を指定します。Windows の認証を使用する場合は、何も入力しません。

注: コネクション文書でユーザー名とパスワードを指定しないと、Connector は LEI Server へのログインに使用されたアカウントの Microsoft Windows ユーザー名とパスワードを使用して接続を試みます。このユーザーが SQL サーバーにアカウントを持たない場合は、エラーメッセージが表示されます。

パスワード

上記のユーザー名に対応するパスワードを指定します。Windows の認証を使用する場合は、何も入力しません。

パスワードの暗号化については、「第 3 章 Lotus Connector について」で説明しています。

Connection Options

[Connection Options] セクションには、データトランザクションの管理、テーブルの作成、SQL コマンドのログ出力に関するオプションがあります。これらの設定は、Advanced RealTime アクティビティには影響しません。

Transaction Options

[Transaction Options] タブを選択すると、次のオプションが表示されます。トランザクションオプションは、データの作成、変更、削除の各オペレーションに使用されます。

OLE DB connection document transaction options bmp

フィールド

説明

Commit Frequency

トランザクションをコミットする頻度を入力します。1 に設定すると、すべてのアクションは直ちにコミットされます。0 (ゼロ) に設定すると、切断時にコミットされます。Replication アクティビティでは、このオプションを 1 に設定します。

Isolation level

外部アクションがトランザクションに与える影響の範囲を指定します。次のオプションを選択できます。

  • [Read Uncommitted] を選択すると、非コミット変更の読み取りレベルで処理されているトランザクションが、他のトランザクションによる非コミット変更を認識できます。この分離レベルでは、ダーティー読み取り、反復不能読み取り、ファントムのすべてが可能です。
  • [Read Committed] を選択すると、コミットされている変更の読み取りレベルで処理されているトランザクションが、他のトランザクションによる変更を、コミットされるまで認識できません。この分離レベルでは、ダーティー読み取りはできませんが、反復不能読み取りとファントムは可能です。
  • [Repeatable Read] を選択すると、反復可能読み取りレベルで処理されているトランザクションが、他のトランザクションがすでに読み取った値に対して行った変更を認識できません。この分離レベルでは、ダーティー読み取りと反復不能読み取りはできませんが、ファントムは可能です。
  • [Serializable] を選択すると、このレベルで処理されているトランザクションで、同時に発生するすべてのトランザクションが、同じ効果を生み出すような方法でのみ相互作用します。つまり、各トランザクションが順次実行されているかのように処理されます。この分離レベルでは、ダーティー読み取り、反復不能読み取り、ファントムのいずれもできません。

Logging Options

[Logging Options] タブを選択すると、次のオプションが表示されます。[Logging Options] セクションには、アクティビティログに SQL ステートメントを含めるためのオプションがあります。

OLE DB connection document logging options bmp

フィールド

説明

Output SQL Statements to Log

このオプションを選択すると、アクティビティの実行中に生成されたすべての SQL ステートメントがアクティビティログに記録されます。

注: このオプションを選択すると、パフォーマンスに悪影響を及ぼします。トラブルシューティングにのみ使用してください。

Selection Type

選択している [Options] タブに関係なく、次のオプションを使用できます。

OLE DB connection document selection type options bmp

フィールド

説明

Selection Type

コネクションのメタデータ型を指定できます。

  • OLE DB テーブルに接続するには、[Table] を選択します。
  • OLE DB ビューに接続するには、[View] を選択します。
  • OLE DB ストアドプロシージャに接続するには、[Procedure] を選択します。

テーブル名や列名にスペースは入れないでください。

Table Options

これらの設定では、現在のテーブルのリストを表示して、アクセスするテーブルとアクセス方法を指定できます。[Manual] ボタンを選択すると、リストに表示されていないテーブル名も指定できます。

OLE DB connection document table options bmp

フィールド

説明

Owner

指定したデータベース内の上記のテーブル、ビュー、またはプロシージャ選択型に使用できるオーナー名がリストされます。

選択リストには、OLE DB のオーナーがすべて表示されます。接続しているテーブル、ビュー、またはプロシージャのオーナーをリストから選択します (任意)。

名前

指定したオーナーに定義されている使用可能なテーブル、ビュー、またはプロシージャ名がリストされます。

下向き矢印ボタンをクリックして、使用可能なテーブル、ビュー、またはプロシージャのリストから選択します。

選択リストには、選択したオーナーのすべての OLE DB テーブル、ビュー、またはプロシージャが表示されます。接続するテーブル、ビュー、またはプロシージャを選択します。

オーナーを指定しないと、指定した選択型のテーブル、ビュー、またはプロシージャの名前がリストされます。

テーブル名や列名にスペースは入れないでください。

列式

指定した名前に定義されている列またはパラメータ (ストアドプロシージャ) がリストされます。

テーブル名や列名にスペースは入れないでください。