DECS のコネクション文書のフィールド - 接続オプション

DECS (Domino 基幹連携サービス) コネクション文書の各フィールドについて、以降の表で説明します。

OLE DB connection document  for DECS bmp

Connectivity Options

接続オプションについて、次の表で説明します。

フィールド

説明

プロバイダ

プログラムの ID を指定します。このリリースでは、SQL Server 2000 と 2005 を選択できます。

Data Source

[Provider] フィールドに指定された値に基づいて、SQL Server データベースが稼働しているサーバーのネットワーク名を指定します。詳しくは、「Lotus® Connector for OLE DB の運用に関する考慮事項」のセクションを参照してください。

Catalog

接続する SQL Server データベースの名前を指定します。詳しくは、「Lotus Connector for OLE DB の運用に関する考慮事項」のセクションを参照してください。

Provider String

必要なプロバイダ文字列の値を指定します。SQLOLEDB は、プロバイダ文字列のプロパティ値によって ODBC に似た構文を認識します。文字列の各要素をセミコロンで区切ります。文字列の最後の要素の後にもセミコロンが必要です。各要素は、次のように、キーワード、等号、初期設定値で構成されます。

Server=Gumby;UID=george;

「network」は、SQL Server との通信に使用される Net-Library (DLL) の名前に設定しなければならない場合があります。名前には、パスまたは .dll というファイル名拡張子を含めることはできません。例えば、TCP/IP ネットワークライブラリを使用するには、次のように入力します。

Network=DBMSSOCN;

または、デフォルトの Net-Library を SQL Server の Client Network Utility で設定することもできます。

Authentication Service

このプロパティを「SSPI」に設定すると、SQLOLEDB は Microsoft Windows の認証モードを使用して、Init Datasource および Init Catalog プロパティによって指定されている SQL Server データベースへのユーザーアクセスを許可します。

このプロパティを設定しないと、SQL Server のセキュリティが使用されます。SQL Server へのログインとパスワードは、ユーザー名とパスワードのプロパティで指定します。

Access Privileges (Access 2000 に接続している場合にのみ表示される)

データベースへのユーザーアクセスを指定します。次のオプションを選択できます。

  • [Read Only]
  • Read/Write
  • [Exclusive Read Only]
  • [Exclusive Read/Write]

User Name

SQL Server へのログインに必要なユーザー名を指定します。Microsoft Windows の認証を使用する場合は、何も入力しません。

パスワード

上記のユーザー名に対応するパスワードを指定します。

Selection Type

テーブルまたは SQL ビューからメタデータの型を選択する場合は、[Table/View] を選択します。

ストアドプロシージャから選択する場合は、[Procedure] を選択します。

テーブル名や列名にスペースは入れないでください。

Table/View Selection または Procedure Selection

これら一連のオプションの総称、および使用可能なオプション自体は、[Selection Type] で [Table/View] と [Procedure] のどちらを選択したかによって異なります。詳しくは、上記の表を参照してください。

フィールド

説明

Owner

このオプションによって、特定のオーナーのデータソースのみを選択できます。矢印ボタンをクリックして、オーナー名のリストから選択します。

名前

選択したテーブル、ビュー、またはプロシージャの名前を指定します。矢印ボタンをクリックして、テーブル、ビュー、またはプロシージャのオーナー名のリストから選択します。

テーブル名や列名にスペースは入れないでください。

Column(s) (または Parameter(s))

選択したテーブルから「メタデータ」として使用する列、および対応するデータ型をリストします。

[Selection Type] として [Procedure] を選択した場合は、このフィールドで、ここにリストされているプロシージャに対するパラメータおよび対応するデータ型を指定します。

テーブル名や列名にスペースは入れないでください。