例: 環境変数を取得および設定する

  1. 次の例は、数値を文字列に変換し、環境変数として保存します。
    ENVIRONMENT OrderNumber := @Text(NewOrderNumber);

    これらの式は同等です。

    @Environment("OrderNumber"; @Text(NewOrderNumber);
    @SetEnvironment("OrderNumber"; @Text(NewOrderNumber);
  2. 次の例は、環境変数の値を取り出し、数値に変換してローカル変数に格納します。
    OldOrderNumber := @TextToNumber(@Environment("OrderNumber"));
  3. 次の例は [作成時の計算結果] フィールドの式です。この式は OrderNumber という環境変数を管理します。文書が新規作成されると、この式は環境変数を取り出し、1 だけ増やします。このアルゴリズムは、複製されたデータベースでは機能しません。データベースは 1 台のサーバーかクライアント上になければならず、この式はそのコンピュータで実行されなければならないからです。
    OldOrderNumber := @Environment("OrderNumber");
    NewOrderNumber := @TextToNumber(@If(OldOrderNumber = ""; "0"; OldOrderNumber)) + 1;
    ENVIRONMENT OrderNumber := @Text(NewOrderNumber);
    NewOrderNumber;
  4. 最初の式は営業員ごとに一度ずつ実行されます。この式は営業員に対し営業地域を入力するよう要求し、入力された値を環境変数 SalesArea に格納します。販売文書のフォームで、2 番目の式を [SalesArea] フィールドのデフォルト式にします。この式で環境変数の値を取り出します。営業員は新規文書ごとに営業地域を入力する必要がありません。また、デフォルト式に特定の営業地域は組み込まれていません。
    ENVIRONMENT SalesArea := @Prompt([OkCancelList]; "Sales Area"; "What is your sales area?"; "Central"; "East" : "Central" : "West");
    @Environment("SalesArea");