共通アクセス制御リストを使用すると、ユーザーがクライアントやラップトップに作成するローカルなレプリカだけでなく、サーバーにあるすべてのレプリカでも ACL を確実に一致させられます。
他のレプリカに対して [管理者] のアクセス権が設定されたサーバーにあるレプリカで、[このデータベースのレプリカはすべて共通のアクセス制御リストを用いる] の設定を選択すると、アクセス制御リストがデータベースの全サーバーのレプリカで同じ状態に保たれます。このとき、他のレプリカに対して [管理者] のアクセス権が設定されていないサーバーにあるレプリカを選択すると、サーバーにアクセス制御リストを複製するために必要なアクセス権が設定されていないため、複製は成功しません。
ユーザーがデータベースをローカルで複製する場合、データベース ACL はそのユーザーのアクセス権がサーバーに知られているものとして認識します。これは、[このデータベースのレプリカはすべて共通のアクセス制御リストを用いる] が有効になっているかどうかに関係なく、ローカルでの複製の場合には自動的に起こります。
また、共通のアクセス制御リストを使用しても、ローカルレプリカのセキュリティは確保されません。ローカルレプリカのデータを安全に保つには、[データベースのプロパティ] インフォボックスの [データベースの基本] タブでデータベースを暗号化します。
この方法を使用すると、1 つのデータベースの共通のアクセス制御リストが有効または無効になります。