身体の不自由な人たちでもアクセスできるアプリケーションを作成するには、次のような設計上の考慮事項に注意する必要があります。
イメージと Java™ アプレットのどちらでも、図形オブジェクトとともに表示される短い代替テキストを指定することができます。通常、オブジェクトをロードする場合、またはイメージやアプレットのロードがブラウザの設定によって無効になっている場合のみ、この代替テキストが表示されます。ただし、代替テキストは、スクリーンリーダーソフトウェアがオブジェクトの内容を説明するのにも使用されます。[画像のプロパティ] と [Java アプレットのプロパティ] インフォボックスの [情報] タブで、代替テキストを指定してください。
スクリーンリーダーは、アクションボタンについての情報を常に提供できるとは限りません。そのため、アプリケーションを設計する際には、ユーザーがアクションをトリガーしたりフォームを作成する代替方法を提供する必要があります。アクションボタンのタスクをメニューに反映させると、この代替案を提供できます。[アクション] メニューにアクションボタンを反映させるには、アクションのプロパティインフォボックスを開いて [アクションメニューにアクションを含む] を選択します。例えば、ビューのアクションボタンにトリガーされる可能性のあるフォームにアクセスできるようにするには、そのフォームのプロパティインフォボックスを開いて [メニューに含む] を選択します。
アクションボタンがアクションペインに表示される順序は、[アクション] メニューとアクションバーに表示される順序と同じです。[作成] メニューにフォームを表示する順序を作成できます。最も頻繁に使用するアクションを切り取って、アクションペインのリストの先頭に貼り付けることができます。ユーザーが最も頻繁にアクセスするフォームを [作成] メニューリストの先頭に配置するには、フォームの [名前] フィールドでフォーム名の前に、数字の 1 とピリオド (1.) を挿入します。これ以外のフォームにも同様に番号を付けて、メニューリストに表示する順序を制御できます。
同じ文字で始まるメニュー項目がアプリケーションに複数ある場合、Notes では未使用の頭文字を使用してデフォルトのアクセラレータキーが自動的に割り当てられます。アクションまたはフォームに割り当てられたアクセラレータキーが有効でなければ、特定のキーを強制的に割り当てることができます。アクションまたはフォームの [名前] フィールドで、アクセラレータキーとして割り当てる文字の前に下線をつけます。例えば、「Complete Evaluation」という名前のフォームのアクセラレータキーとして「p」を割り当てる場合は、フォームの [名前] フィールドで「Com_plete Evaluation」と入力します。
次のことは避けてください。
アクセシビリティを優先させているアプリケーションでは、代替のインターフェースを、テキストと非埋め込みコントロールだけで作成することを考慮したほうがよいでしょう。
アクセシビリティの詳細については、次のリソースを参照してください。