このセクションでは、Lotus® Connector
for Oracle を使用するときの重要な考慮事項について説明します。
- Oracle では、更新に続くライトバックオペレーションのコミットによって、結果セットのロックが解除されます。したがって、ライトバックの結果セットがアクティブなときは、[Commit Frequency] プロパティ (この章の後出の「Transaction Options」のセクションを参照してください) は無視され、コミットは発生しません。
- Replication アクティビティで Oracle コネクションを使用するときは、[Commit Option] の [Commit Every N Operations] と [Commit Every Operation] はサポートされません。コミットが実行されるとき、Replication アクティビティによって挿入、更新、または削除が必要となった場合は、現在の Oracle コネクションに対応するすべての結果セットが消去されます。Lotus Connector for Oracle を使用するとき、コミットオペレーションはすべてのアクティブな SQL ステートメントにグローバルに影響し、特定の SQL ステートメントには結び付けられません。したがって、挿入、更新、および削除のコミットオペレーションは、使用されていた選択済み結果セットを消去します。この結果セットは、ベースとなる Select 機能への呼び出しによって取得されるものです。
注: Lotus Connectors による Notes® の NUMBER フィールドの解釈には制限があります。Notes のソースで [Create Target Metadata] オプションを使用すると、Notes の NUMBER フィールドの精度が大幅に低下することがあります。
Data Management アクティビティと Oracle キャラクタセットの検出
Lotus Connector for Oracle の Data Management アクティビティにより、Oracle 9i 以降で利用可能な機能を使用する Oracle サーバーで使用されるキャラクタセットを検出できます。
Oracle コネクタを使用する Data Management アクティビティでは、LEI (Lotus Enterprise Integrator®) は変換テストを実行し、Oracle サーバーが使用するキャラクタセットとユーザーが選択したキャラクタセットが一致するかどうかを調べます。ユーザーは以下のメソッドを使用して、キャラクタセットを指定できます。
LEI は NOTES.INI ファイルの EIOracleCheckCharset パラメータに応じて、変換テストを実行するかどうかを決定します。この NOTES.INI 変数は、変換テストのアクションを指定します。EIOracleCheckCharset に使用できる数値を以下に示します。
- -1 (テストなし) -- 何も行いません。変換テストは実行されません。LEI は、Oracle サーバーで使用中のコードページを調べません。LEI はローカル設定を調べて使用します。アクティビティログには、何も記録されません。
- 0 (デフォルト) -- 変換テストを実行して一致させます。一致しない場合は、そのコードページを使用して再接続します。LEI はキャラクタセットのユーザー設定を上書きします。これには、Oracle サーバーとの接続を切断し、再接続する必要があります。変換テストの出力がアクティビティログに記録されます。
- 1 (警告) -- 変換テストを実行します。コードページが一致しない場合は、出力をアクティビティログに記録しますが、何も変更しないで続行します。LEI はサーバーのコードページを無視し、ユーザーから提供されたコードページを使用して Oracle サーバーに接続します。
- 2 (失敗) -- 変換テストを実行します。