コネクション文書に関する一般的な考慮事項

このセクションでは、コネクション文書を使用するときの一般的な考慮事項について説明します。

ロールバック

オペレーションの次のステップを完了するためにアクティビティ内のトランザクションを閉じなければならない場合は、コネクション文書で指定される [Rollback upon error] オプションは無効になります。例えば、Direct Transfer アクティビティでは、[Overwrite Existing Data] が有効になっている場合、転送部分の一部が欠損しても、切り捨てられたデータは回復できません。

ビューの指定

コネクション文書でビュー名を指定するときには、そのコネクション文書を使用するすべてのアクティビティによって実際に使用されるビューのみをリストします。文書を呼び出すアクティビティに必要とされないビュー名を指定すると、そのアクティビティは失敗します。

コネクションプーリング

Connector のパフォーマンスを最適化するために、ベースとなる外部システムへのコネクションをプールできます。このプーリングは Connector API の中で行われ、その後のコネクションでは自動的に行われます。LotusScript® は、コネクションプーリングのための簡単なプログラムによるインターフェースを提供します。

LCSession クラスは「ConnectionPooling」というプロパティを公開します。このプロパティを True に設定するとコネクションプーリングが可能になります。詳しくは、『Lotus® Connector LotusScript Extensions ガイド』の「コネクションプーリング」の章を参照してください。

サポートされているデータソースへの接続

サポートされているデータソースに接続するには、データソースに応じた接続ソフトウェアをサーバーにインストールする必要があります。コネクション文書を作成する前に、データベースソフトウェアがすべてインストールされ、メンテナンスリリースやフィックスパックが適用された最新の状態であることを確認します。関連する要件については、『IBM® Lotus Enterprise Integrator® for Domino (LEI) インストールガイド』の最初の章を参照してください。