@Author (式言語)

現在の文書の作成者の名前を含む文字列リストを返します。

構文

@Author

戻り値

authorList

文字列リスト。現在の文書のすべての作成者が返されます。作成者が階層名を持っている場合は、正規の基準書式 (CN=Denise Lee/OU=Research/O=Acme など) ではなく省略形 (Denise Lee/Research/Acme) で返されます。

@Author は、次の手順で文書の作成者を調べ、正しい文字列リストを返します。

  1. 文書を検索し、[作成者] という種類のフィールドがあるかどうかを調べます。見つかった場合は、そのフィールドに保存されている名前を返します。作成者フィールドが複数あるときは、文書内の最初の作成者フィールドの内容を返します。
  2. 作成者フィールドがない場合、[From] というフィールドを検索します。[From] フィールドが見つかった場合は、[FromDomain] フィールドを検索します。
    • これらのフィールドが両方ともある場合は、2 つのフィールドを @ 記号で区切って連結します (例えば Mary Tsen@AcmeWest)。
    • これ以外の場合は、[From] フィールドの内容だけを返します。
  3. [From] フィールドがない場合、[$UpdatedBy] というフィールドを検索します。[$UpdatedBy] フィールドが見つかると、このフィールドの内容を返します。
  4. [$UpdatedBy] フィールドがなく、文書が新規作成された文書である (まだ保存されていない) 場合、現在のユーザー名を返します。
  5. 上記の条件のどれにも該当しない場合は、Null 文字列 ("") を返します。

使用法

@Author は、[Author Names] フィールドか [From] フィールドがある文書で使用すると最も効果的です。

作成者フィールドに Mary Tsen、David Smith、Denise Lee/Research/Acme という名前が保存されているとします。 この例では、Mary Tsen; David Smith; Denise Lee/Research/Acme が返されます。
@Author 

クロスリファレンス

LotusScript® NotesUIDocument クラスの FieldGetText メソッド

LotusScript NotesItem クラスの IsAuthors プロパティ

Java™ Item クラスの IsAuthors プロパティ

LotusScript NotesDocument クラスの Authors プロパティ

Java Document クラスの Authors プロパティ