ユーザーがビューから文書を編集または作成できるようにする

このタスクについて

Notes ユーザーが、ビューから既存の文書内のフィールドを編集したり、新規文書を作成したりできるように設定できます。例えば、この機能を [タスク] ビューで使用すると、作業項目を [作業中] から [完了] に変更できます。Domino のメールテンプレートでは、この機能を使用して、カレンダービューからカレンダーに予定を入力できます。

注: この機能は Web ではサポートされません。

使用法

このタスクについて

  • InViewEdit イベントは、[埋め込みビューのプロパティ] インフォボックスの [表示] タブで、[マウスの移動により選択を移動] チェックボックスがオンにされていないかぎり、埋め込みビューで機能します。この機能が有効な場合、InViewEdit イベントは埋め込みビューでトリガーされません。
  • この機能は、リッチテキストフィールドに埋め込まれた他のデータベースからのビューではサポートされていません。例えば、メールメッセージの中に埋め込まれたディスカッションデータベースからのビューで文書を作成または編集しようとしたときは、エラーが発生します。
  • InViewEdit イベントはビューだけでなくフォルダでも機能します。しかし、ユーザーが [Ctrl] キーを押しながらクリックして、新規文書をフォルダに作成しようとした場合は、新規文書は作成されますが、そのフォルダには入りません。そのかわりに、選択基準に適合するビューに表示されます。他の場合と同じく、文書はそのフォルダに明示的にドラッグ、移動または追加する必要があります。
    注: ビューに少なくとも 1 つの文書がある場合には、[Ctrl] キーを押しながらクリックして文書を作成するよう指示されます。[Ctrl] キーを押しながらクリックする行がビューで完全には表示されておらず、さらにスクロールダウンするための垂直スクロールバーが表示されていない場合は、[Ctrl] + [End] キーを押すとより見やすく表示されます。

ユーザーがビューで文書を編集できるようにする

このタスクについて

文書を開かずにユーザーが既存の文書を編集できるようにするには、まずユーザーが編集可能なフィールドを含む列を特定する必要があります。次に、関連付けられたフィールドを編集するときに、ユーザーができる作業を制御するコードを入力する必要があります。複数の列を編集可能としてマークできます。ユーザーが編集できるようにする各列で、次の作業を行います。

手順

  1. 編集可能なフィールドを表示する列を選択します。
  2. [設計] - [列のプロパティ] を選択します。
  3. [列のプロパティ] インフォボックスの [情報] タブ (i) で、[編集可能列] チェックボックスをオンにします。
  4. プログラムペインの [オブジェクト] リストで [Inviewedit] イベントをクリックします。
  5. コードを入力して、フィールドの編集時の処理を制御します。詳しくは、プログラムトピック「InViewEdit イベント」を参照してください。

ユーザーがビューから新規文書を作成できるようにする

手順

  1. ユーザーが新規文書を作成できるビューを選択します。
  2. [設計] - [ビューのプロパティ] を選択します。
  3. [ビューのプロパティ] インフォボックスの [情報] タブ (i) で、[ビューからの新規文書の作成] チェックボックスをオンにします。
  4. プログラムペインの [オブジェクト] リストで [Inviewedit] イベントをクリックします。
  5. コードを入力して新規文書を作成し、フォーム値を設定して、新規文書のエントリを確認できます。詳しくは、プログラムトピック「InViewEdit イベント」を参照してください。

コーディングのメモ

このタスクについて

  • それぞれのビューにある InViewEdit イベントは 1 つだけです。このイベントは編集ごとに複数回呼び出され、RequestType と呼ばれるパラメータを使用して Notes がデフォルトの情報を提供するべきか、データを確認するべきか、ビューの中の文書への変更を保存するべきかを判断します。
  • 複数の列にユーザーが編集可能とマークできます。
  • [列のプロパティ] インフォボックスの [詳細] タブで設定されているプログラム名を、列が編集されたときに更新されるフィールドの名前として使用します。これにより、編集可能とマークした列を特定するための InViewEdit イベントのコーディングが簡単になります。
  • 文書の作成を扱うために 4 の値を RequestType パラメータにつけてコーディングします。

InVewEdit イベントをコーディングする方法の詳細については、「InViewEdit イベント」を参照してください。