多くのアプリケーションでごみ箱フォルダが利用されています。ユーザーはこのフォルダに文書をドラッグできます。トピックをごみ箱フォルダに移動すると、削除マークがつきます。Notes® のビューでは、ユーザーが [F9] キーを押してビューを更新するか、ユーザーがデータベースを閉じて削除を確認するまで、文書はごみ箱フォルダにとどまります。ユーザーが文書を削除したくない場合は、文書は削除マークがついた状態でごみ箱フォルダにとどまります。ユーザーは、文書を他のビューにドラッグして戻すことにより、削除マークを外せます。アプリケーションのごみ箱フォルダの例については、Domino® Designer のメールテンプレートを参照してください。
ごみ箱フォルダをアプリケーションに追加するには、新規フォルダを作成して名前 ($trash) を割り当てます。次に、文書削除を扱うフォルダイベントのコードを記述する必要があります。$Trash フォルダのイベントをプログラムする方法の例については、Notes Release 6 のメールテンプレート (mail6.ntf) を参照してください。
$Trash ファイルのプログラミングの例
次の例は、Notes Release 6 メールファイルの $Trash フォルダのコードの抜粋です。
イベント
QueryRecalc イベントでは、式は次のとおりです。
@Command( [MoveToTrash] )
復元アクションでは、次のコードを使用します。
@Command([MoveToTrash]) {for Web}
@Command([ToolsRunMacro];"(Restore Document)") {for Client}
復元アクションのエージェントでは、次のコードを使用します。
@Command([EditRestoreDocument]);
@All
削除
@Command([MoveToTrash]) {for Web}
ごみ箱を空にする
@Command([EmptyTrash]) {for Web & Client}
Web アプリケーションでごみ箱フォルダをビューアプレットとして表示する場合は、Notes クライアント内で削除マークがついた文書には、ビューアプレットでも削除マークがつきます。しかし、ごみ箱を空にするアクションを作成しないかぎり、ブラウザで [F5] キーを押してビューを更新しても、文書はごみ箱フォルダから削除されません。この例については、[ディスカッション] テンプレート (discsw6.ntf) を参照してください。
Notes クライアントでデータベースを閉じて再び開いた後は、ビューアプレットで削除マークをつけた文書は、Notes クライアントでも削除マークつきで表示されます。