文字を検索する URL コマンド

検索に関連した URL は、ビュー、複数データベース、ドメインの検索実行に使用することができます。通常は、URL を定義する際は、ユーザーが独自の検索を定義できるように、カスタマイズされた検索フォームかデフォルトの検索フォームを入力フォームとして表示するようにしますが、ユーザー入力なしで文字を検索する URL を定義することもできます。入力フォームと検索結果フォームの両方をカスタマイズできます。

注: 記載されている URL は例です。実在の Web サイトを示すものではありません。

SearchDomain

ドメイン全体の文字検索には SearchDomain URL を使用します。検索入力フォームは、OpenForm コマンドで、名前かユニバーサル ID を使用して開きます。検索結果は URL に組み込まれ、検索結果テンプレートによって指定されます。テンプレートがない場合は、デフォルトのテンプレートフォーム $$SearchDomainTemplate が適用されます。$$SearchDomainTemplate もない場合はエラーになります。返される検索結果がない場合、$$ViewBody フィールドの値に変化はありません。

構文

http://Host/Database/[templateForm]?SearchDomain[ArgumentList]

それぞれの意味は次のとおりです。

http://www.lotus-10.com/mersrch.nsf/MercuryResults?SearchDomain

Redirect

この機能が有効になっていると、検索結果フォームに表示されるリンクに、必要に応じて、直接または転送の URL コマンドがサーバーから提供されます。ドメイン URL は、リンクが生成されるサーバー上の情報の位置を指定します。転送コマンドは、適正なサーバーの位置を確認し、適切な URL を構成して、そのサーバーへリンクを転送します。転送コマンドは、返されたリンクをすべて同時に解決するのではなく、選択されたリンクを個別に解決して、パフォーマンスを向上させます。

サーバー上での転送の有効化の詳細については、『Domino Administrator 7 ヘルプ』を参照してください。

SearchSite

複数データベースの文字検索には、SearchSite URL を使用します。この URL では、サイト検索データベースの名前が必要です。SearchSite URL を使用する前に、必ずサイト検索データベースの名前を作成してください。

構文

http://Host/Database/[$SearchForm]?SearchSite[ArgumentList]

それぞれの意味は次のとおりです。

$SearchForm および ArgumentList は、省略可能な引数です。

http://www.lotus-10.com/mercsrch.nsf/$SearchForm?SearchSite

SearchView

SearchView URL は、1 つのデータベースビューで表示される文書に検索対象を限定するために使用します。

この URL は、すべての文書を表示するビューで使用すると便利です。これにより、完全なデータベース検索を行うことができます。また、「ステータスが Completed であるすべての文書」のように、ユーザーが必要とする可能性のある情報を表示するビューにも便利です。

構文

http://Host/Database/View/[$SearchForm]?SearchView[ArgumentList]

それぞれの意味は次のとおりです。

$SearchForm および ArgumentList は、省略可能な引数です。検索条件を入力するビュー検索フォームを表示させる場合は、$SearchForm という特殊な識別子を指定します。この識別子が指定された場合は、ArgumentList の指定は無視されます。この識別子がない場合、サーバーにある search.htm ファイルの内容に基づき、デフォルトのフォームが動的に生成されます。サーバーが生成するデフォルトのフォームは、ページを区切って結果を表示することはできません。

http://www.lotus-10.com/products.nsf/By+Product+Number/$SearchForm?SearchView

SearchSite、SearchView、SearchDomain の引数 (オプション)

$SearchForm

検索条件を入力するサイト検索フォームを表示させる場合は、$SearchForm という特殊な識別子を指定します。この識別子が指定された場合は、ArgumentList の指定は無視されます。

ArgumentList

ArgumentList には、Query 引数を指定する必要があります。また、その他の引数は自由に指定することができます。どのような順番で引数を指定しても構いません。

Query=string

string は検索文字列です。詳しくは、Notes® クライアントのヘルプで「演算子を使用して検索照会を絞り込む」を参照してください。

Count=[n]

n には、SearchMax に達するまでに各ページに表示する結果の数を指定します。例えば、Count=10 ならば、ページごとに結果を 10 個表示することになります。

Scope=[1,2,3]

検索の範囲です。1 = Notes データベースのみ。2 = ファイルシステムのみ。0 = 両方。デフォルトは 0 です。この引数は SearchDomain コマンドとのみ使用できます。

SearchEntry=formName

formName はドメイン検索の結果に使用するフォームの名前です。デフォルトの引数は「ResultEntry」で、ArgumentList に指定した事前定義結果フィールドをすべてサポートします。この引数は、SearchDomain でのみ有効です。SearchSite や SearchView では使用しないでください。

SearchFuzzy=[TRUE,FALSE]

TRUE を設定すると、あいまい検索を使用します。デフォルトは FALSE です。

SearchOrder=[1,2,3,4]

1 を指定すると「頻度順」に、2 を指定すると「古い順」に、3 を指定すると「新しい順」に、それぞれ検索されます。デフォルトは 1 です。SearchView は、SearchOrder の値である 4 の「現在の順序を使用する」をサポートしています。4 を指定すると、ビューの表示されている通りの順番で結果セットをソートします。

注: SearchOrder=4 を指定すると、次の場合に予期しない結果が発生します。

Count=n 引数で、検出された文書の数より少ない値が指定されている
Start=n 引数で、1 以外の値が指定されている
[デフォルトの検索結果数] が検出された文書の数より少ない
[最大検索結果数] が検出された文書の数より多い

SearchOrder=4 を指定する必要がある場合、以下の推奨に従ってください。

Count=n または Start=n を指定しない
常に SearchMax=0 と指定する
Web サイトの [最大検索結果数] を大きい値にする

SearchMax=[n]

n には、返されるエントリの最大数を指定します。デフォルト値はサーバーによって決定されます。

SearchWV=[TRUE, FALSE]

TRUE を設定すると「検索で単語の異つづりを含める」ことを意味します。デフォルトは FALSE です。

Start=[n]

n には、結果のリストの最初に現れる文書に対応する番号を指定します。例えば、Start=10 とすると、結果のリストは、検索で見つかった 10 番目の文書から開始します。Start=0 は、検索の結果を表示するページを返さないことを意味します。

http://www.lotus-10.com/mercsrch.nsf/?SearchSite&Query=product+info+requests&SearchOrder=2&SearchMax=30&SearchWV=TRUE&SearchEntry="myResultsForm"

http://www.lotus-10.com/products.nsf/By+Product+Number/?SearchView&Query=PC156&SearchOrder=3&SearchMax=1&SearchFuzzy=TRUE&SearchWV=FALSE

URL 検索構文とカスタマイズされた結果

次に示す SearchView と SearchSite URL コマンドのパラメータにより、ページごとに検索結果を表示したり、ページ間の移動用のボタンやホットスポットを作成することができます。

Start パラメータと Count パラメータ

Start パラメータと Count パラメータにより、ページごとに検索結果を表示させることができます。これらは、SearchView URL コマンドまたは SearchSite URL コマンドに引数として含めたり、検索結果フォームにアイテムとして含めることができます。Start パラメータは結果を表示するときに最初に表示されるエントリです。Count パラメータは画面ごとに表示される結果の数です。例えば Start=5、Count=10 とすると、検索結果は 5 番目のエントリから表示され、最後のエントリが表示されるまで、画面ごとに最大 10 エントリが表示されます。これらのパラメータはカスタマイズしたフォームでのみ使用できます。

構文

http://Host/Database/ViewName/[$SearchForm]?SearchView[ArgumentList]

http://Host/Database/ViewUNID/[$SearchForm]?SearchView[ArgumentList]

ここで、ArgumentList には、Query 引数と、その他の引数 (Start パラメータと Count パラメータを含む) のいずれかまたはすべてが入ります。例: ?SearchView&Query=String&Start=n&Count=n&SearchOrder=n&SearchWV=TRUE or FALSE&SearchFuzzy=TRUE or FALSE&SearchMax=n

http://www.lotus-10.com/products.nsf/ProductView?SearchView&Query=bicycles&Start=21&Count=20&SearchOrder=1&SearchWV=TRUE&SearchFuzzy=FALSE&SearchMax=50

http://www.lotus-10.com/products.nsf/F6025FD7E72456F985256540005839D3?SearchView&Query=bicycles&Start=21&Count=20&SearchOrder=1&SearchWV=TRUE&SearchFuzzy=FALSE&SearchMax=50