設計を更新すると、テンプレートにリンクされている設計を持つデータベースが更新されます。[設計の置換/更新] が禁止されている設計要素は、この更新処理の対象になりません。
テンプレートを使用してデータベース設計を更新または置換する場合、オプション [更新時に再設計/設計の置換を禁止する] が有効になることを確実にするため、テンプレートの設計のプロパティで、オプション [設計の変更が禁止されていることを知らせる] をこのオプションとともに選択します。
テンプレートからテンプレートにリンクされているデータベースに設計の変更を手動で配信するには、[設計の更新] コマンドを使用します。データベースの設計を手動で変更するのは、次のような場合です。
次の設計要素は、自動更新操作または手動更新操作では更新されません。
ACL のロールは更新されます ([ファイル] - [アプリケーション] - [アクセス制御] - [ロール])。
次の設計要素は、テンプレートで変更されると、自動更新操作または手動更新操作により更新されます。
特定の設計要素が設計更新の対象になるかどうかを設定する際には、その設計要素を編集用に開かないでください。代わりに、Designer ナビゲータで設計要素を選択し、[プロパティ] ビューの [設計] タブを表示します。
[更新時に再設計/設計の置換を禁止する] がオンになっている場合、その設計要素は設計の置換または更新時でも影響を受けません。
テンプレートで作業中の場合は、必要に応じて [設計の変更が禁止されていることを知らせる] もオンにしてください (これが必要となるのは稀です)。これにより、このテンプレートから更新する、別のデータベース内の設計要素の「禁止」フラグがオンになります。 この設計要素は、初期作成時またはこのオプションを追加した後の最初の設計更新/置換時に一度だけ継承されます。 これは、継承データベース内でユーザーがカスタマイズすると思われる設計要素に適しています。例えば、あるビュー内の選択式を、データベース管理者が設定 UI を使用してカスタマイズする場合などが考えられます。