第 3 章 LCCurrency クラス
この章では、LCCurrency クラスのメソッドおよびプロパティについて説明します。
LCCurrency クラスの概要
LCCurrency クラスは通貨値を表します。このクラスの形式と制限は、LotusScript® の Currency データ型と同じです。値は、小数点以下 4 桁の 8 バイトの整数で、精度は 19 桁です。Currency は、金額など高い精度が必要とされるケースで主に使用されます。Currency は Integer よりはるかに精度が高く、Float に比べても精度が高く、また Numeric より効率的です (ただし精度は劣ります)。Currency のオーバーフローが発生すると、エラーが生成されると同時に Currency の最大または最小有効値が割り当てられます。
LEI Scripted アクティビティの構文 - 6
LEI Scripted アクティビティ向けの LotusScript Extensions (LC LSX) スクリプトを記述するときには、Dim LCSession を名前付きのセッションとして指定する必要があります。これが、デフォルトのログ文書名となります。LCConnections も、既存の名前付き IBM® Lotus Enterprise Integrator® (LEI) コネクション文書として宣言する必要があります。
CURRENCY 型の形式および値
次の表に、CURRENCY の形式と値を示します。
LCCurrency クラスのメソッドの要約
LCCurrency クラスのメソッドは以下のとおりです。
LCCurrency のプロパティ
LCCurrency のプロパティは Text と Value の 2 つです。
LCCurrency の New メソッド
LCCurrency のコンストラクタです。通貨オブジェクトを初期化します。
LCCurrency の Add メソッド
このメソッドは 2 つの LCCurrency 値を足して、合計を算出します。合計値は呼び出し元のオブジェクトに返されます。
LCCurrency の Compare メソッド
このメソッドは、2 つの Currency 値を比較し、その関係を返します。
LCCurrency の Copy メソッド
このメソッドは、LCCurrency オブジェクトのコピーを作成します。
LCCurrency の Subtract メソッド
このメソッドはある LCCurrency 値から別の LCCurrency 値を引き、結果を作成します。結果は呼び出し元のオブジェクトに格納されます。
例: LCFieldlist と LCField を使用した LCCurrency
この例では、LCFieldlist と LCField のオプションと組み合わせた LCCurrency の使用方法を示します。
親トピック:
LSX for Lotus Connectors