ストアドプロシージャ

プロシージャを使用できる箇所では、DB2® ストアドプロシージャを使用できます。DB2 ストアドプロシージャは、Direct Transfer のターゲット、LSX スクリプト内、または Virtual Agents や Virtual Documents などの Advanced RealTime Notes アクティビティなどで使用できます。ストアドプロシージャを呼び出すときは、パラメータを正しく設定しなければなりません。

入力値および出力値は、名前付きのパラメータとして DB2 プロシージャに渡されます。そのためには DB2 の中のパラメータが、アクティビティの中で明示的にマップされていない限り、パラメータとして指定されているフィールドと同じ名前を使用する必要があります。パラメータには、キーによるオペレーション (選択、更新、削除) のときはキー値を指定し、必要な場合 (挿入または削除) はデータの値を指定します。DB2 パラメータのデータ型は、LC API でのデータ型に最も近いものが選ばれます。詳しくは、この章の後出の「DB2 のデータ型」のセクションを参照してください。

注: LEI (IBM® Lotus Enterprise Integrator®) または DECS (Domino® 基幹連携サービス) の削除イベントでストアドプロシージャを使用するとき、ストアドプロシージャで宣言する必要があるフィールドは、アクティビティの「キー」に指定されているフィールドだけです。削除イベントはどのような場合にも出力パラメータを返さないので、アクティビティはキーフィールドをストアドプロシージャに渡すだけです。また、ストアドプロシージャに接続するアクティビティは、削除イベントだけをサポートすることはできません。

DB2 ストアドプロシージャからの結果セット出力は、ストアドプロシージャで DB2 カーソルが開かれているときに返されなけれななりません。ストアドプロシージャからの結果セットは、このカーソルで取得されます。

Lotus® Connector for DB2 では、ストアドプロシージャから出力パラメータを返すことができます。次のシナリオは、ストアドプロシージャ呼び出しから返される結果を示しています。

Lotus Connector for DB2 はどのような場合にも複数のフィールドリストを返しません。常に出力パラメータのフィールドリストが優先的に返されます。

ストアドプロシージャを使用する場合の考慮事項

DB2 Universal Database™ for iSeries® (DB2 UDB for iSeries) -- (i) -- は、リモートデータソースからのストアドプロシージャ結果セットをサポートしません。

DB2 ストアドプロシージャと LotusScript® の呼び出しメソッドを使用するとき、「Fieldnames」プロパティを設定しなければなりません。「Fieldnames」プロパティは、DB2 ストアドプロシージャの中で OUT または INOUT と宣言されているすべてのパラメータを含みます。

Lotus Connector for DB2 では、ストアドプロシージャの戻り値はサポートされません。

DB2 のストアドプロシージャは、Java™、C、C++ で作成できます。DB2 Universal Database。ストアドプロシージャのビルダーを使用して、プロシージャをより簡単に作成できます。