Oracle ストアードプロシージャの使用

LEI (IBM® Lotus Enterprise Integrator®) または DECS (Domino® 基幹連携サービス)では、Oracle のストアドプロシージャを Direct Transfer のターゲットとして、または LC LSX (Lotus® Connector LotusScript® Extensions) スクリプト内で使用できます。 ストアドプロシージャを呼び出すときは、パラメータを正しく設定しなければなりません。

入力値は、名前付きのパラメータとして Oracle プロシージャに渡されます。Oracle のパラメータには、入力値として渡された LEI または DECS フィールドと同じ名前が使用されます。入力パラメータには、キーによるオペレーション (選択、更新、削除) のときはキー値を指定し、必要な場合 (挿入または削除) はデータの値を指定します。Oracle Connector から渡される入力値のデータ型は、LEI または DECS システムでのデータ型に最も近いものが選ばれ、Oracle により、プロシージャのパラメータで定義されているデータ型に変換されます (Oracle で変換がサポートされている場合)。

注: Oracle でストアドプロシージャに使用できる LONG データ型は 32KB までです。
注: Lotus Connector for Oracle では、ストアドプロシージャの LOB データ型はサポートされていません。
注: Command アクティビティで Oracle ストアドプロシージャを呼び出す場合は、次の構文に従います。
BEGIN PROCNAME(); END;

Lotus Connector for Oracle と出力パラメータ

Oracle Connector では、ストアドプロシージャの結果を返す方法として、出力パラメータを使用できます。これには、プロシージャの呼び出し時にコンテキストや出力パラメータの名前などの追加情報が必要となります。これらの情報は LEI または DECS のアクティビティによって自動的に提供されますが、LC LSX のスクリプトから Oracle のプロシージャを呼び出すときには手動で指定しなければなりません。コンテキストはプロシージャが出力パラメータを必要とするかどうかを示すもので、出力パラメータは Oracle Connector へのプロシージャ呼び出し要求のプロパティとして与えられます。出力パラメータは標準のデータ型でなければなりません (行のセットは返されません)。これにより、Oracle プロシージャからの結果セットは 1 行に制限されます。入力パラメータとして指定され、出力パラメータのリストにも含まれているパラメータは、入出力パラメータとして渡されます。