@Round (JavaScript)

数字の丸め処理を実行します。

定義場所

@Functions (JavaScript)

構文

@Round(value:double) : double

@Round(value:double, factor:double) : double

パラメータ 説明
value 丸め処理を行う数字。
factor 丸め係数。デフォルトは 1 です。
戻り値 説明
double 丸め処理された数字。

使用法

デフォルトの丸め係数である 1 を指定すると、パラメータで指定された数字が整数に変換されます。この丸め係数により、小数点以下の精度が異なります。例えば、丸め処理を行う数字が 654.321 の場合、丸め係数に 0.001 を指定すると結果は 654.321 になります。同様に、丸め係数が 0.01 の場合は 654.320.1 の場合は 654.31 の場合は 65410 の場合は 650100 の場合は 700 になります。

パラメータと戻り値は、配列として指定することができます。対応する要素に従って操作が実行されます。

以下の例では、いくつかの値に対して丸め処理を行っています。
function p(stuff) {
	print("<<<" + stuff + ">>>");
}

var pi = Math.PI;

p("Round 25.1 = " + @Round(25.1)); // 25
p("Round 25.5 = " + @Round(25.5)); //26
p("Pi rounded to 0.001 = " + @Round(pi, 0.001)); // 3.142
p("Round 255 to 100 = " + @Round(255, 100)); // 300