@Name (JavaScript)

階層名のコンポーネントを返します。または、階層名のコンポーネントの書式を再設定します。

定義場所

@Functions (JavaScript)

構文

@Name(action:string, name:string) : string
パラメータ 説明
action ストリングに対する操作。以下の表を参照してください。
name 階層名。
戻り値 説明
string コンポーネントまたは書式が再設定された名前。

使用法

ストリングに対する操作を以下の表に示します。
アクション 説明
[A] 階層名の ADMD コンポーネント (公衆管理ドメイン名) を返します。
[ABBREVIATE] 階層名からコンポーネントのラベルを削除した略称を返します。この略称を使用すると、画面上の表示スペースを節約してわかりやすい名前を表示することができます。
[ADDRESS821] 元のアドレスの形式が RFC 821 または RFC 822 のどちらであるかに関わらず、インターネットアドレスを RFC 821 アドレス形式の構文に基づくフォーマットで返します。大/小文字は正確に一致させる必要があります。
[C] 階層名の国/地域コンポーネントを返します。
[CANONICALIZE] 略称に欠落しているコンポーネントとそのラベルを追加して、略称を展開します。欠落しているコンポーネントは、Domino® ディレクトリからではなく、現在のユーザー ID から取得されます。
[CN] 戻り値:
  • Domino 名の共通名コンポーネント。
  • RFC 821 アドレス形式の構文に基づくフォーマットでのインターネットアドレスのローカル部分。
  • RFC 822 アドレス形式の構文に基づくフォーマットでのインターネットアドレスの Phrase 部分。
[G] 階層名の名前コンポーネント (名前のファーストネーム部分) を返します。
[HIERARCHYONLY] 階層名の CN コンポーネントを削除し、残りのコンポーネントを返します。
[I] 階層名のイニシャルコンポーネントを返します。
[LP] RFC 822 アドレス形式の構文に基づく標準インターネットアドレスのLocalPart を返します。
[O] 階層名の組織コンポーネントを返します。
[OUn] 階層名の指定された組織単位コンポーネントを返します。n には、1 から 4 を指定できます (例えば OU1 など)。 標準形式の名前では、OU コンポーネントには番号がありませんが、OU コンポーネントは右から左へとカウントされます。したがって、最初に出現する OU ラベルは OU1 として扱われ、2 番目の出現は OU2 として扱われます (以下同様に扱われます)。OU は、Domino ではキーワードとして受け入れられません。
[P] 階層名の PRMD コンポーネント (私的管理ドメイン名) を返します。
[PHRASE] RFC 822 アドレス形式の構文に基づく標準インターネットアドレスの Phrase 部分を返します。
[Q] 階層名の世代コンポーネント (「Jr」など) を返します。
[S] 階層名の姓 (ラストネーム) コンポーネントを返します。
[TOAT] Domino フィールド名が指定されている場合、LDAP AttributeType 名を返します。
[TODATATYPE] LDAP Syntax 名が指定されている場合、Domino データ型名を返します。
[TOFIELD] LDAP AttributeType 名が指定されている場合、Domino フィールド名を返します。
[TOFORM] LDAP ObjectClass 名が指定されている場合、Domino フォーム名を返します。
[TOKEYWORD] ネーミングコンポーネントの表示順序を逆にして、スラッシュを円記号に置き換えます (例えば、Country¥Organization¥Organization Unit)。このオプションは、ユーザーの階層名のコンポーネント別に、ビューをカテゴリ化する場合に役立ちます (円記号はビュー内のサブカテゴリを示します)。このオプションは、ユーザー名の共通名の部分を返しません。
[TOOC] Domino フォーム名またはサブフォーム名が指定されている場合、LDAP ObjectClass 名を返します。
[TOSYNTAX] Domino データ型名が指定されている場合、LDAP Syntax 名を返します。

@UserName()CN=Roberta Person/OU=NY/O=Acme を返す場合には、以下が真となります。
これにより、Roberta Person/NY/Acme が返されます。
@Name("[ABBREVIATE]", @UserName())
これにより、Roberta Person が返されます。
@Name("[CN]", @UserName())