UnprocessedDocuments (NotesAgentContext - JavaScript)

読み取り専用。データベース内にある文書で、現在のエージェントが「未処理」であるとみなす文書。 どの文書が未処理であるとみなされるかは、エージェントの種類によって決まります。

定義場所

NotesAgentContext

構文

getUnprocessedDocuments() : NotesDocumentCollection

使用法

このメソッドはエージェントに対してのみ有効です。

返される文書の種類

次の表では、getUnprocessedDocuments によって返される文書について説明します。 文書の選択は、エージェントを実行する前に 1 回行われます。

エージェントの実行対象または実行条件 UnprocessedDocuments によって返される文書がすべて満たす要件
データベースのすべての文書 [エージェントのプロパティ] ボックスに指定した検索条件を満たす
作成または変更されたすべての文書
  • このエージェントと updateProcessedDoc の組み合わせでは処理されない
  • エージェントの前回の実行以降に作成または変更された
  • [エージェントのプロパティ] ボックスに指定した検索条件を満たす
ビューのすべての未読文書
  • 未読で、ビュー内にある
  • [エージェントのプロパティ] ボックスに指定した検索条件を満たす
ビューのすべての文書
  • ビュー内にある
  • [エージェントのプロパティ] ボックスに指定した検索条件を満たす
すべての選択文書
  • ビュー内で選択されている
  • [エージェントのプロパティ] ボックスに指定した検索条件を満たす
なし 現在の文書のみである
新規メールの受信前 なし (文書は返されません。代わりに、AgentContext の DocumentContext を使用してください)
新規メールの受信後
  • エージェントの前回の実行以降にデータベースにメールを送信した
  • [エージェントのプロパティ] ボックスに指定した検索条件を満たす
新規に更新された文書
  • エージェントの前回の実行以降に変更された
  • [エージェントのプロパティ] ボックスに指定した検索条件を満たす
追加された文書
  • エージェントの前回の実行以降にデータベースに追加された
  • [エージェントのプロパティ] ボックスに指定した検索条件を満たす

UpdateProcessedDoc の使用

新規文書または変更文書を対象に実行されるエージェントの場合は、Session の updateProcessedDoc を使用して、各文書に「処理しました」というマークを付ける必要があります。これにより、(文書を再度変更しない限り) 文書がエージェントによって処理される回数は確実に 1 回のみになります。 このメソッドを文書ごとに呼び出さないと、エージェントは次回の実行時にも同じ文書を処理します。

updateProcessedDoc メソッドでは、文書の呼び出し元である特定のエージェントの場合にのみ、文書にマークが付けられます。 あるエージェントで updateProcessedDoc を使用しても、他のエージェントが処理する文書には影響はありません。

言語間の参照

LotusScript® NotesDatabase クラスの UnprocessedDocuments プロパティ

Java™ Database クラスの UnprocessedDocuments プロパティ

式言語の @All 関数