HCL Nomad Web (HCL Nomad for web browsers) は、クライアントのインストールが不要な、ブラウザー上で Notes/Domino アプリ動作させる、新しい製品です。
製品特長
場所を選ばずに利用可能
ブラウザーがあればどこからでも利用できます。ポート443のHTTPSアクセスを採用しているため、通常のWebページのアクセスと同様です。
クライアントプログラムのインストールは不要で更新も自動
個別のPCにインストールが必要だったNotesと異なり、Nomad Webではそれが不要です。更新も自動に行われますので管理工数を大幅に削減できます。
堅牢なセキュリティー
Notes/Dominoで実証済みの強固なアクセス制御と暗号化の仕組みが継承されています。二段階認証も設定可能です。
Notes と同様の使用感
Notes クライアント Basic 版と同様の機能が提供されます (*1)。ワークスペースも Notes そのままです。ユーザーが戸惑うことはありません。
アプリの改修は不要
Notesと同じエンジンで動作しているため、原則的にアプリケーションはそのまま動作します (*1)。
Notes IDの管理不要
IDファイルはDomino 上に格納されており使用時にダウンロードされメモリー上に展開されます。ユーザーが管理する必要はありません。
既存Domino環境への変更は限定的
Domino V12サーバーが1台必要ですが、その他のサーバーは9.0.1以降が利用できます。追加で HCL Nomad Web プロキシサーバーの設置が必要です。
*1: 制限事項については「HCL Nomad for Web Browsers の制限事項」を参照してください。
製品ハイライト
製品ハイライトをスライドで紹介する動画です (1分、音声なし)。
製品カタログ
PDF形式でダウンロードできます。
しくみについて
- HCL Nomad Web は、HTTPSプロトコル、ポート443 を使用して、ブラウザーから「HCL Nomad プロキシサーバー」(図中央) にアクセスします。Dominoサーバーが社内にある場合、HCL Nomad プロキシサーバーはDMZ上に配置します。
- HCL Nomad プロキシサーバーは、クライアントとDominoサーバーの間に入り、通信データのカプセル化 (プロトコル変換)を行っています。
- ブラウザー上では Web Assembly 技術を用いて C/C++等のプログラムを実行します。プラグインとは異なり、ブラウザーがネイティブにサポートする Web Assembly を使用しています。
リソース
- リリース情報 (システム要件、製品ドキュメント、下記インストールガイド等、製品に関する情報を集約しています)
- 技術資料: HCL Nomad Web インストールガイド (1台構成)
- HCL Nomad Web のインストール (動画)
- 技術解説動画: HCL Nomad Web & HCL SafeLinx について (28分)
無償トライアル
HCL Software では、無償でご利用できるトライアル環境を提供しています。お客様のデータベースをアップロードして実際の使用感の確認も可能です。以下のガイドにしたがってお申し込みください。