XPage の概要

XPages アプリケーションは、Domino サーバーまたは Notes® クライアントによって解釈され、Web ブラウザまたは Notes クライアントでレンダリングされる XML です。ページ上のコントロールと対話して、要求をサーバーに送信できます。

例えば、以下の XML コードは、編集ボックスと 2 つのボタンが含まれた XPages アプリケーションを示しています。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<xp:view xmlns:xp="http://www.ibm.com/xsp/core">
	<xp:this.data>
		<xp:dominoDocument var="document1" formName="create"></xp:dominoDocument>
	</xp:this.data>
	<xp:inputText id="inputText1" value="#{document1.subject}"></xp:inputText><xp:br></xp:br>
	<xp:button id="button1" value="Submit"><xp:eventHandler event="onclick" submit="true" 
		refreshMode="complete" immediate="false" save="true"></xp:eventHandler></xp:button>
	<xp:button id="button2" value="Cancel"><xp:eventHandler event="onclick" submit="true" 
		refreshMode="complete" immediate="true" save="false"></xp:eventHandler></xp:button>
	<xp:this.navigationRules>
		<xp:navigationRule outcome="xsp-success" viewId="/main.xsp"></xp:navigationRule>
	</xp:this.navigationRules>
</xp:view>
以下に、このサンプル XML コードの意味を行ごとに説明します。 Domino Designer が提供するユーザーインターフェース (UI) には、 ナビゲータ、XPage エディタ、[コントロール] パレット、[プロパティ] タブ、[イベント] タブ、 その他の成果物があります。以下の図は、前述の XML コードによって作成されたページが、Domino Designer の設計モードでどのように表示されるかを示しています。
XPages ユーザーインターフェース

エディタでは、ユーザーはメニューを使用するかドラッグアンドドロップを行ってコントロールとテキストを操作できます。ユーザーは各種のタブを使用して、 プロパティとイベントの値を設定することもできます。また、[ソース] タブを使用して、XML を直接編集することもできます。

ユーザーは XPage のプロパティを使用して Domino フォームと Domino ビューをデータソースとして識別し、コントロールのプロパティを使用してコントロールをデータソース上のフィールドにバインドします。

重要: エラーがあると XPage が 機能しなくなってしまうため、XML を直接編集するときには 注意してください。
コアコントロールには、次のものがあります。 コンテナコントロールに含まれるものは次のとおりです。
プログラミングインターフェースは、サーバーとクライアントの 両方で実行される JavaScript です。 コンテキストによっては、 シンプルアクションと式言語 (EL) も使用できます。

グローバルオブジェクトは、コアオブジェクトを対象とした 単純な作成メカニズムを提供します。 例えば、session は 現在のセッションの NotesSession オブジェクトであり、database は 現在のアプリケーションの NotesDatabase オブジェクトであり、context は JavaScript が 実行されているコンテキストの XSPContext オブジェクトです。 スコープ変数は、 複数のコントロール、ページ、セッションの間で値を共有するための 単純なメカニズムを提供します。