XPages アプリケーションやコントロールがアクセシビリティ対応となるようにします。
さまざまな能力や障害を持つユーザーが使用できるソフトウェアアプリケーションを設計し作成することは、ビジネス界の重要な要件です。Web アプリケーションを作成する Domino® 開発者の場合は、XPages を使用することで、推奨されるアクセシビリティ対応ソリューションが得られます。XPages を使用してアクセシビリティ対応アプリケーションを作成するには、障害のある方や加齢障害を持つ成人のユーザーなど、多種多様なユーザーのニーズを把握する必要があります。
XPages を使用して Web アプリケーションを作成する場合は、アプリケーションを確実にアクセシビリティ対応にするために従うべき追加の固有ガイドラインがあります。次のセクションで、これらのガイドラインについて説明します。
XPages 設計要素を使用して Web アプリケーションを作成する場合は、アプリケーションを確実にアクセシビリティ対応にするために従うべき追加の固有ガイドラインがあります。これらのコンポーネントは次のとおりです。
ARIA は、HTML 機能の支援するために使用されます。ページをアクセシビリティ対応にするために HTML の使用で十分な場合は、ARIA の設定は不要です。HTML で足りない部分がある場合は、ARIA を使用して、欠落している可能性があるアクセシビリティ情報を JAWS ユーザーに提供できます。 ただし、HTML は常に ARIA より優先されます。
そのため、JAWS を使用するときは、いくつかの ARIA 属性が設定済みで HTML でレンダリングされていても、JAWS がそれらを使用し、ユーザーに対して読み上げるかどうかは、この考え方に基づいて決定されます。例えば aria-label と「for」属性の両方は必要ありません。HTML は常に ARIA より優先されるため、aria-label は無視されます。
リリース 9.0.1 では、XPages がアクセシビリティガイドラインと要件に準拠するテーマをサポートするようになりました。テーマの名前は oneuiv2.1_blue です。
このユーザーガイドの「コントロールの参照」セクションには、アプリケーションをアクセシビリティ対応にするために使用するべきコントロールの選択に役立つ情報がさらに追加されました。この情報には、以下のものが含まれます。
特定のコントロールで使用可能なアクセシビリティプロパティの詳細については、このヘルプの「コントロールの参照」と「コントロールの参照 (拡張ライブラリ)」の各セクションを参照してください。
システム管理者の助けを借りて、アクセシビリティ要件を満たすようにカスタマイズされたエラーページを提供することができます。
Domino Web Engine からエラー 401、403、404、500 を受信する場合は、これらのエラーページを独自のカスタムページで上書きできます。詳しくは、Domino Administrator 製品ヘルプの「Web サーバーのメッセージをカスタマイズする」トピックを参照してください。
Domino HTTP タスクからエラー 404 (ファイルが見つかりません) を受信する場合は、そのエラーページをカスタマイズできる NOTES.INI ファイル設定があります。詳しくは、Domino Administrator 製品ヘルプと、この技術情報を参照してください。
Web アプリケーションを作成する Domino 開発者の場合、XPages を使用することが、推奨されるアクセシビリティ対応ソリューションとなります。アプリケーションを確実にアクセシビリティ対応にするために従うべき、追加のヒントがあります。これらのコンポーネントは次のとおりです。