LS2J でスクリプトライブラリを使用する

ここでは、独自の Java™ スクリプトライブラリを作成し、LS2J を使用してこのライブラリを LotusScript® アプリケーションに含める方法について説明します。

  1. xlib という Java スクリプトライブラリを、以下の行を記述して作成します。
     public class calculator {
    	public int add(int a, int b) { return a + b; }
    	public int div(int a, int b) { return a / b; }
    	public int mul(int a, int b) { return a * b; }
    	public int sub(int a, int b) { return a - b; }
    } 
  2. ライブラリを使用する LotusScript エージェントを作成します。
    Option Public
    Use "xlib"
    Uselsx "*javacon" 
    
    Sub Initialize
    	Dim mySession  As JavaSession
    	Dim myClass As JavaClass
    	Dim calculator As JavaObject
    	Dim a,b,c As Integer
    	Set mySession = New JavaSession()
    	Set myClass = mySession.GetClass("calculator")
    	Set calculator = myClass.CreateObject()
    	a = 10
    	b = 5
    	c = calculator.mul(a,b)
    	MessageBox "a * b = " & c 
    End Sub      

プログラムを実行します。答えは 50 になります。

USE ステートメントの記述

LotusScript の USE ステートメントの構文は次のとおりです。

USE <script_library>

Use ステートメントでスクリプトライブラリの型を検査できます。スクリプトライブラリに LotusScript が含まれている場合は、処理はこれまでどおり進められます。スクリプトライブラリに Java クラスが含まれている場合は、含まれている Java クラスは、LS2J を使用して LotusScript プログラムに使用できます。

注: LotusScript の「Use」ステートメントを使用して Java を含むスクリプトライブラリを組み入れるには、制限事項があります。