LotusScript® は、アプリケーションの中で自動的にセットアップやクリーンアップを行う 4 つの特殊なユーザー定義のサブルーチンを認識します。
Sub Initialize を使用すると、モジュールのロード時にセットアップ操作を実行できます。LotusScript では、Sub Initialize サブルーチンを定義したモジュールをアプリケーションでロードするとき、サブルーチン内に指定された操作を行って自動的に Sub Initialize を実行します。Sub Initialize は各モジュールに 1 つだけ定義できます。構文は次のとおりです。
Sub Initialize
statements
End Sub
Sub Initialize のスコープは Private です。先頭部にパラメータリストを含めることはできません。LotusScript には、Sub Initialize を呼び出すときに引数を渡す方法はありません。Sub Initialize には、ユーザー定義プロシージャに含めることができるステートメントや命令の種類についての通常の制約は適用されません。
Sub Terminate を使用すると、アプリケーションがモジュールをアンロードするときに、クリーンアップ操作を実行できます。Sub Initialize と同様に、Sub Terminate が定義されたモジュールをアンロードするときに、LotusScript はサブルーチン内に指定された操作を行って自動的に Sub Terminate を実行します。1 つのモジュールに定義できる Sub Terminate は 1 つだけです。Sub Terminate の構文は次のとおりです。
Sub Terminate
statements
End Sub
Sub Terminate のスコープは Private です。先頭部にパラメータリストを含めることはできません。ユーザー定義プロシージャに含めることができるステートメントや命令の種類についての一般的な制限は適用されません。
Sub New と Sub Delete は、ユーザー定義クラスの特殊な機能です。
サブルーチンの詳細については、「ユーザー定義のデータ型とクラス」を参照してください。