Select Case ステートメント (LotusScript 言語)

式の値に基づいて、実行するステートメントのグループを選択します。

構文

Select Case selectExpr

[ Case condList

[ statements ] ]

[ Case condList

[ statements ] ]

...

[ Case Else

[ statements ] ]

End Select

要素

selectExpr

condList 条件の値と比較するための値を表す式です。この式は一度だけ評価されて、その値が比較に繰り返し使用されます。

condList

condList は条件のカンマ区切りのリストで、それぞれの条件は、実行する後続ステートメントのグループに対応していなければなりません。次のいずれかの構文になります。この場合、expr は任意の式です。

statements

関連する condList 内の条件の 1 つが最初に満たされるときに実行されるステートメントです。

使用法

selectExpr は、各 condList 内の各条件と対照して比較されます。最初に、condList 内のいずれかの条件が満たされたときに、その condList に対応するステートメントのグループが実行されて、選択処理が終わります。

1 つの statements のグループが実行されるか、どのステートメントも実行されないかのどちらかです。Case Else のステートメントのグループを含めると、selectExpr がすべての condList 引数内のすべての条件に合わなかったときにのみ実行されます。

selectExpr が文字で condList が文字列の範囲である場合、その範囲内の文字列は、Option Compare を使用して指定された有効な照合順序によって異なることに注意してください。バイナリ比較 (Option Compare Binary) が有効なときは、国際 Unicode 文字照合順序が使用されます。これは、値 Uchr(0)、Uchr(1)、Uchr(2)、.... の順序です。どの LotusScript® のプラットフォームでも同じです。ただし、Option Compare の Case、NoCase、Pitch、または NoPitch が有効になっている場合、使用しているオペレーティングシステムによって照合順序は多少異なります。通常はどのような場合でも区切り文字などのあいまいな文字の範囲指定を避けることをお勧めします。保守容易性を高め、プラットフォームに依存しないようにするために、突き合わせる文字を指定します。複数の文字を単一の condList で指定するには、引用符で囲んでカンマで区切ります。以下に例を示します。

Case ":", ">", "<", "?"