クラスのスコープは、Class...End Class ステートメントの内側のすべてのデータです。クラスメンバは、クラスのすべてのプロパティとメソッドからアクセスできます。
メンバ名を使用してクラスの個々のメンバを参照できます。
次の例は、employeeName$ というメンバ変数の値を出力します。
Print employeeName$
プロパティまたはメソッド内で、Me というキーワードを使用してクラス定義にアクセスできます。これは、Sub New で外部値をメンバ変数に代入するときに特に便利です。例えば、次の構文を使用できます。
Me.memberVariable = externalValue
この構文を使用して値を代入できます。また、次のような場合にも Me を使用できます。
例えば、プロパティまたはメソッドがローカル変数 X を含み、X がクラスメンバの名前でもある場合、メソッド内で Me.X を使用してメンバ X を参照します。
LotusScript® のキーワードと同じ名前を持つクラスメンバにアクセスするには、Me を使用する必要があります。
次のクラス定義例では、Me を使用してキーワードと同じ名前のクラスメンバを参照しています。
Class MyObject
' ...
' Reserved keyword Read is used here to name a function.
Function Read
Dim x As Integer ' Status of operation.
' ....
' Me is required to refer to the function named Read.
Me.Read = x%
End Function
' ...
End Class