LotusScript での OS/2 プラットフォームの違い

言語の定数の違い

構成要素	OS/2 における使用
Command	OS/2 上では、一般にコマンドラインの引数を使用しません。ただし、引数の使用が可能な IBM® ソフトウェアアプリケーションでは、引数が返されます。
CreateObject	使用できません。ランタイムエラーとなります。
GetObject	使用できません。ランタイムエラーとなります。
Shell	OS/2 システムアプリケーションや、環境をプロファイル経由で保存するユーザーアプリケーションでは、ウィンドウの種類オプションは使用できません。既定のウィンドウの種類はフォーカスを持つ通常のウィンドウです。 Shell は常に 31 より大きい有効値を返します。

ファイルシステムの違い

LotusScript® は、HPFS と FAT の両方のファイルシステムをサポートしています。

FAT ファイルシステムでは、従来のファイル名のみが使用できます。従来のファイル名は 8 文字以内の名前、区切り文字のピリオド、3 文字以内の拡張子で構成されています。
HPFS ファイルシステムでは、従来のファイル名と長いファイル名が認識されます。長いファイル名は 254 文字以内で、任意の数のピリオドが使用できます。ファイル名を二重引用符で囲むと空白文字も使用できます。ピリオドや空白文字のみで構成されるファイル名は使用できません。

HPFS には 500KB のシステムメモリが必要です。各 OS/2 には最低要件として少なくとも 6MB のメモリが必要です。メモリが少ないと、処理速度が低下します。

長いファイル名や空白を持つファイルは、FAT を直接操作してフォーマットしたディスケットやディスクにしかコピーできません。長いファイル名は、HPFS ファイルシステムから FAT ファイルシステムに移動されるときに従来のファイル名の長さに切り捨てられます。直接操作する方法とワークプレースシェルを使用してファイルを HPFS ディスクにコピーするまで、長いファイル名は拡張属性として保存されます。FAT ファイルシステムに正しく転送されていない HPFS ファイルを使用すると、ランタイムエラーとなります。

ファイル名にワイルドカードとして使用されるアスタリスク (*) は、その位置と残りのすべての文字位置には、どのような文字が入っていても構わないことを示します。ファイル名にワイルドカードとして使用される疑問符 (?) は、その位置の文字だけは何でも構わないことを示します。

ファイル名では大文字と小文字が区別されません。

その他の違い

OLE 関数は使用できません。この制限は CreateObject と GetObject に影響します。

OS/2 では LotusScript から REXX アプリケーションを起動できます。