CreateObject メソッド (LotusScript 言語)

このメソッドは、JavaClass オブジェクトの JavaObject インスタンスベースを作成します。

定義位置

JavaClass

構文

Set javaobject = javaclass .CreateObject( Signature[, Argument1, ..., Argumentn])

パラメータ

Signature

String 型。これは、オブジェクトの初期化に使用するコンストラクタを表す JNI 署名です。

JNI 署名

説明

コンストラクタの要件

B

byte 型

(B)V

byte 型引数

C

char 型

(C)V

char 型引数

D

double 型

(D)V

double 型引数

F

float 型

(F)V

float 型引数

I

int 型

(I)V

int 型引数

J

long 型

(J)V

long 型引数

S

short 型

(S)V

short 型引数

Z

boolean 型

(Z)V

Boolean 型引数

L<fully-qualified-class>

fully -qualified クラス

"(Ljava/lang/Integer;)V"

java.lang.Integer 型引数

[<sigtype>

<sigtype> の配列

([I)V

int 型配列

L<fully-qualified-class>;

L<fully-qualified-class>;

I

L<fully-qualified-class>;

fully -qualified クラス

fully -qualified クラス

int 型

fully -qualified クラス

"(Ljava/lang/String;Ljava/lang/String;ILjava/lang/String;)V"

4 つの引数:

java.lang.String 型

java.lang.String 型

int 型

java.lang.String

コンストラクタにパラメータがない場合は、CreateObject をパラメータなしで呼び出します。

<javaclass>.CreateObject()

コンストラクタに 1 つ以上のパラメータがある場合は、次のように CreateObject を署名パラメータ付きで呼び出します。

<javaclass>.CreateObject("(...)V")

ここで、... には表のパラメータの型が入ります。fully-qualified-class の各署名は、L で始めてセミコロンで終わらせる必要があります。

Argumentn

コンストラクタで必要な引数は、ゼロから 12 までの範囲で変わります。これらの引数は必ず必要というわけではありません。

使用法

このメソッドは、JavaClass オブジェクトの JavaObject インスタンスベースを作成し、JavaObject 参照を返します。既定では、空のコンストラクタが使用されます。これを使用しない場合は、署名を使用してコンストラクタを指定する必要があります。

スローされるエラー

署名や引数に関して問題がある場合、「LS2J エラー」がスローされます。