Execute 関数とステートメント (LotusScript 言語)

テキスト式を一時モジュールとしてコンパイルして実行します。

ステートメントの構文

Execute text

関数の構文

Execute ( text )

要素

text

コンパイルして実行するテキストを指定する文字列式です。

戻り値

Execute 関数は次のどちらかの値を返します。

使用法

text は独立したスクリプトとして扱われます。これは一時モジュールとしてコンパイルして実行され、実行が終了した直後にアンロードされます。

呼び出し側のスクリプト (Execute ステートメントがあるところ) で宣言されている変数には、その変数が Public で宣言されている場合のみ一時モジュールでアクセスできます。これらの Public 変数と、呼び出し側で USE 宣言されているモジュールの Public 宣言の変数は、自動的にアクセスできるようになっています。一時モジュール内のローカル変数を参照するには、CStr 関数を使用して値を文字列に変換し、それを text に挿入します。

一時モジュール内で宣言された変数は、そのスクリプトの外でアクセスできません。

複数行にわたるテキストや、二重引用符を含んだテキストを区切るには、縦線 (| |) またはカッコ ({ }) を使用します。

一時モジュール内でのすべてのコンパイルエラーは、Execute ステートメントを含んだスコープ内のランタイムエラーとして報告されます。一時モジュール内のランタイムエラーはそのモジュールのスコープ内で報告され、Execute ステートメントを含んだスコープ内では報告されません。一時モジュールの中でランタイムエラーを処理するには、On Error ステートメントを使用します。

Execute ステートメントはモジュールレベルでは無効です。このステートメントはプロシージャ内でのみ使用できます。

注: Notes では、Execute ステートメントでグローバル変数を変更する場合、スクリプトを含むオブジェクト用の (Declarations) イベントではなく、(Global) 用の (Declarations) イベントでその変数を定義しておく必要があります。