C 関数を宣言する

C 関数を使用するには、最初に関数を Declare ステートメントで宣言する必要があります。Declare ステートメントはモジュールレベルで指定するので、C 関数を呼び出すモジュールの宣言セクションに指定します。

Declare ステートメントでは、関数かサブルーチンとして C 関数を宣言できます。構文は次のとおりです。

Declare [Public | Private] {Function | Sub}

LSname Lib libName

[Alias aliasName ]

( [ argList ] ) [ As returnType ]

C 関数から値が返されない場合や戻り値が必要ない場合は、サブルーチンとして宣言できます。どちらの場合も、Declare ステートメントは関数を含むライブラリを識別します。このセクションで説明するすべての C 関数は、Windows API の User32 ライブラリに含まれます。

GetActiveWindow にはパラメータはなく、アクティブウィンドウ (フォーカスを持つウィンドウ) のハンドル (整数) を返します。

Declare Function GetActiveWindow Lib "User32" () As Long

SetWindowText は何も返さないので、サブルーチンとして宣言できます。 入力パラメータは次の 2 つです。ウィンドウハンドルと文字列。LotusScript® の有効な識別子である限り、独自のパラメータ名を使用できます。また、次の例に示すように、API マニュアルで使用されている名前をコピーすることもできます。

Declare Sub SetWindowText Lib "User32" Alias "SetWindowTextA" _
	(ByVal hWnd As Long, ByVal lpString As String)
注: 実際に呼び出す C 関数は、ユーザー自身で用意する必要があります。このため、使用しているスクリプトがプラットフォーム依存になることがあります。