@Zone (式言語)

現在のコンピュータまたは指定された日時値のタイムゾーン設定を返し、サマータイムを実施しているかどうかを示します。

タイムゾーンは、グリニッジ標準時に変換するために日時に加えなければならない時間の数値で表されます。

構文

@Zone @Zone( timeDate )

パラメータ

timeDate

日時または日時リスト。オプション。タイムゾーンを調べる日時を指定します。時刻と日付は両方とも指定します。両方とも指定しないと、0 が返されます。

戻り値

zoneNumber . dstFlag

数値または数値リスト。タイムゾーンの後にピリオドとサマータイムが実施されているかどうかを示すフラグが付いています。

使用法

パラメータを指定しないで @Zone を実行すると、現在のコンピュータのタイムゾーンとサマータイムの設定が返されます。

パラメータ currentTimeDate を指定して @Zone を実行すると、currentTimeDate のタイムゾーンとサマータイムの設定が返されます。

パラメータがリストである場合、この関数はリストの各要素ごとに処理され、戻り値は同じ数の要素を持つリストになります。

GMT からの増分に端数が付くタイムゾーン

GMT からの増分に端数が付くタイムゾーンの場合の戻り値は次のとおりです。

mmhh . dstFlag

mm は GMT を基準とした時間の分の構成要素です。

hh は GMT を基準とした時間の時の構成要素です。

dstFlag は、サマータイムが実施されている場合は .1 になります。そうでない場合は、mmhh だけが返されます。

例えば、コンピュータのタイムゾーン設定が GMT の西 11 時間 30 分でサマータイムが実施されていない場合は、3011 が返されます。

コンピュータのタイムゾーン設定が GMT の西 10 時間 45 分でサマータイムが実施されている場合は、4510.1 が返されます。

コンピュータのタイムゾーン設定が GMT の東 9 時間 30 分でサマータイムが実施されている場合は、-3009.1 が返されます。

  1. 次の例では、条件に応じて次の値が返されます。
    • 東部標準時でサマータイムを実施している場合は、5.1
    • 東部標準時でサマータイムを実施していない場合は、5
    • 中部標準時でサマータイムを実施していない場合は、6
    • 山地標準時でサマータイムを実施している場合は、7.1
    • 太平洋標準時でサマータイムを実施している場合は、8.1
      @Zone
  2. 次の例では、東部標準時の場合は 5 が返されます。
    @Zone([1/26/94 11:00 AM])
  3. 次の例では、東部標準時でサマータイムを実施しているときは 5.1 が返され、サマータイムを実施していないときは 5 が返されます。
    @Zone([5/28/94 11:00 AM])
  4. 次の例では、東部標準時の場合、5 と 5.1 がリストで返されます。
    @Zone([1/26/94 11:00 AM] : [5/28/94 11:00 AM])

クロスリファレンス

LotusScript® NotesDateTime クラスの TimeZone プロパティ

LotusScript NotesDateTime クラスの ZoneTime プロパティ

LotusScript NotesDateTime クラスの IsDST プロパティ

LotusScript NotesInternational クラスの Time Zone プロパティ

LotusScript NotesViewColumn クラスの TimeZoneFmt プロパティ

Java™ DateTime クラスの TimeZone プロパティ

Java DateTime クラスの ZoneTime プロパティ

Java DateTime クラスの IsDST プロパティ

Java International クラスの Time Zone プロパティ

Java ViewColumn クラスの TimeZoneFmt プロパティ